鞆(とも)の浦9,985の瞳、4,993の頭脳 | 全国一斉 鞆の浦検定(鞆ペディア)

鞆(とも)の浦9,985の瞳、4,993の頭脳

県と福山市が地元の活性化などを目的に港の埋め立て・架橋計画を進めている同市鞆(とも)町の人口が11月末現在で5千人を割り込み、4993人となった。市が8日、市のホームページに町別人口の統計を公表した。同計画が策定された83年の8789人から四半世紀でほぼ半減している。
 市は毎月、住民基本台帳をもとに転入・転出や出生・死亡などを差し引きした人口統計を公表している。それによると、同町の人口は83年以降、毎年数百人ずつ減り続け、00年3月末には6026人まで落ち込み、その後も歯止めはかかっていない。
 県と市は道路の狭さに伴う町内の交通混雑の解消や港湾整備による地域活性化などを目的に計画を策定。県は今年6月に埋め立て免許の認可を国に申請したが、反対派住民による免許交付の差し止め訴訟も広島地裁で続いている。
 計画推進派の住民グループ「明日の鞆を考える会」の北村武久会長、反対派の「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」の松居秀子代表はコメントを残した。

コメント内容は↓
<記事アサヒコム2008.12.09.>
http://mytown.asahi.com/hiroshima/news.php?k_id=35000250812090001





鞆の浦検定は、架橋埋立計画問題に対し
賛成も反対もしておりません
そこに住むすべての人々が幸せに暮らせる方法を
常に考え続けています

これは今後も何度も書込みます

なにしろ、ご先祖様が眠っている町ですから・・・



一方、2008年12月12日の毎日新聞では・・・
『鞆港埋め立て・架橋問題:推進派、1194人分の署名を福山市長に提出』

福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の推進を求める鞆地区道路港湾整備早期実現期成同盟会は11日、住民ら1194人分の署名を添えた意見書を羽田皓市長に提出した。広島地裁で係争中の計画の免許差し止め訴訟に、推進派住民らの意見を反映させる目的。訴訟の補助参加人である市は、これらを証拠として提出する方針。

 同盟会は、鞆町内会連絡協議会▽鞆鉄鋼協同組合▽鞆老人クラブ連合会▽明日の鞆を考える会--の4団体で構成。今月、同盟会のメンバーらが町内を回り、20歳以上を対象に意見書への署名、押印を依頼した。道路の安全性向上や住民の生活改善などから計画の早期実現を要請。署名には町外在住の鞆出身者約90人も含むという。

 この日は、明日の鞆を考える会の北村武久会長らが市役所を訪問。北村会長は「短期間で、これだけ多くの署名が集まった」と説明した。羽田市長は「皆さんの思いを、裁判所に伝えたい」などと述べた。
<記事全文/毎日新聞>
http://mainichi.jp/area/hiroshima/archive/news/2008/12/12/20081212ddlk34010637000c.html


__________

机上の空論をしますと
4,993分の1,194
ん?

おかしいなぁ・・・

12/18の中国新聞では

【知事らが鞆架橋を国に説明へ】
 広島県の藤田雄山知事は17日、福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画で、県が申請した埋め立て免許の認可に国が慎重になっていることから、羽田皓市長とともに金子一義国土交通相と面会し、計画の必要性をじかに説明する考えを示した。記者会見で明らかにした。

 藤田知事は
「反対派が何かをするとメディアはものすごく大きく載せるが、賛成署名の提出などは扱いが小さい。正しい情報を伝えないと、判断材料に偏りがあってはいけないとの見解を示した。その上で従来の経緯とともに、埋め立て・架橋を含めた町全体の話を説明したい」と述べた。

 藤田知事は金子国交相との面会について「できるだけ早く行きたい」とする一方、「来年1月5日に国会が召集され、ただちに第2次補正予算、来年度予算を審議するとなると、年度内に時間がいただけるのかな、という懸念は持っている」と話した。

<記事/中国新聞>
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200812180014.html



さぁ、泥沼劇が続いている福山市鞆町の鞆港埋立架橋計画・・・
どこまでが真実で、どこまでが偽なのか?わからなくなってきた


◎「補助金の奪い合い」のように書かれている記事
◎「真実はネット上ではなく、現場にある」と公然の秘密を、ネットで暴露する者
◎「鞆の者よ、賢くなれ」と、わけのわからないことを言う者
◎「既に多くの議論は尽くされた」と言う市長
◎『崖の上のポニョ』が「反対運動の応援歌」と言う者など・・・


しかし、上の記事は、いよいよこの泥沼劇の終結を感じさせられる

「従来の経緯」が公開されることを国民に問い(問わなくてもいいけど)
そこに住む町民全員が納得できる答えを切に望む
メディアはできるだけ、騒がず・煽らず、鞆の浦の良いところだけを全国に伝えてほしい


↓こんなスタンスで

 今夏公開された宮崎駿監督のアニメ映画「崖(がけ)の上のポニョ」の舞台のモデルとされる鞆(とも)の浦(広島県福山市鞆町)で、架橋計画が年明けにも動き出す可能性がある。今年6月に国土交通省に埋め立ての免許を申請しており、認可されれば3カ月以内に埋め立ての準備工事に入るからだ。しかし、工事で景観が一変すれば観光への打撃は避けられない。まず、観光資源を生かした町のあり方を考えるべきではないか。

 鞆の浦は瀬戸内海のほぼ中央で満潮時に紀伊水道と豊後水道からの潮流がぶつかるため、帆船が寄港する潮待ちの港として栄え、万葉集にも詠まれた。近世の港湾施設である波止、雁木(がんぎ)、船番所、船の修繕施設の焚場(たでば)、石造りの常夜灯がすべて残る全国で唯一の港町だ。国指定の名勝で、毎年100万人以上が訪れる。

 架橋計画は、この港の西側約2ヘクタールを埋め立てて、東側まで約180メートルのバイパス橋を架ける。町内で慢性化する交通混雑の解消▽観光客用の駐車場(約150台)の整備▽旅客船埠頭(ふとう)など港湾機能の強化--を目的に県が83年に策定した。推進派の住民は「町中は道が狭く、住民は軒下で車を避けながら歩いている。港湾整備は不可欠で、港の再生のためにも計画は必要だ」とする。

 しかし、計画が進めば砂浜や港湾遺跡の一部は破壊され、観光スポットである常夜灯越しの海の眺めも遮られる。町では70年代に約1万人だった人口が半減し、65歳以上の高齢化率は約40%で市平均の2倍に達する。過疎が進む町の活性化は必要だが、埋め立て架橋で本当に若者が町に定着するのか。実際に町を離れた人に理由を尋ねた。

 40歳代中心の男女23人のうち生活の不便さを挙げたのはゼロで、「家庭の都合」「町外に仕事がある」との回答が20人だった。1人が「埋め立て・架橋が実現したら町に戻る」としたのに対し、6人が「戻らない」と答えた。生活の利便性向上も必要だが、より深刻なのは生活の前提となる雇用の不足だ。産業の中心だった漁業と鉄工業は衰退の一途をたどる。

 そうした中、町に移り住んで来る人も少なくない。岡山県出身の◯川兼子さん(56)は12年前、海の見える豊かな環境が子育てに最適と考え、長女の出産を機に家族3人で越してきた。04年、地元NPO(非営利組織)の空き家バンクで紹介された古民家を改築し、喫茶店を開業した。


 当時は観光客向けの店舗は少なく、住民から「この町で商売は無理」と言われたが、近年は観光客が増えつつあると実感する。「静かで落ち着いた雰囲気が見直され始めている。残された景観を生かしてこそ、町は輝き続ける」と話す。宮崎監督も04年から度々滞在し、「ポニョ」の構想を練ったという。

 狭い路地が入り組んだ鞆の浦では、交通事故などの危険をなくすために町外からの車を排除する迂回(うかい)路整備が必要だが、反対派グループは町の背後にトンネルを通す案を提言している。高齢化の町では緊急車両を通すための道路整備は欠かせないが、小型車両の導入など打開策はあるはずだ

 反対派住民らは昨年4月、計画は貴重な景観を破壊するなどとして、県の埋め立て免許差し止めを求めて広島地裁に提訴した。映画監督の大林宣彦さんらが訴訟を支援する会を設立している。今年10月には反対派住民が、鞆の浦の世界遺産推薦登録や計画中止を求める10万4302人の署名を添えて、埋め立て免許を認可しないよう国交省に要望書を提出した。

 最近は「ポニョ」を見て鞆の浦を訪れる親子連れも多い。この4年間で町中の喫茶店や土産物店は10店舗以上増えた。差し止め訴訟の原告団でもある吉川さんは「橋が架かれば確実に客は減り、生活が成り立たなくなる。できれば家族3人で住み続けたいのに……」と不安を募らせる。

 観光の主流は大型バス中心の団体旅行から、ゆっくりとした時間を楽しむ個人旅行へ移り、自然環境を重視するエコツーリズムなど新しい概念も広まっている。羽田皓(はだあきら)・福山市長は「既に多くの議論は尽くされた」と言うが、計画が策定されたころから四半世紀が過ぎ、時代も変わっている。このまま計画を強行すれば、町の将来に禍根を残すのは明らかだ。


<2008.12.11.記事全文/毎日新聞





※「9,985の瞳」鞆町人口4,993人で一つ足らないじゃないか?って?
 うちの祖父、戦争により片目義眼なんです




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