「ゼロ・エミッション」という考え方 | 全国一斉 鞆の浦検定(鞆ペディア)

「ゼロ・エミッション」という考え方

正式にはゼロエミッション研究構想(Zero Emissions Research Initiative = ZERI)。

自然界への排出ゼロのシステムを構築し、
またはそれを構築するように目指すことを基本的な考え方としている。
実現にはさまざまな産業の連携が必要とされ、
具体的には、ある産業の副産物や不要物(廃棄物)を別の産業において有効利用することにより、
社会全体で資源を循環させることが軸となる。

そのためには、環境を汚染することのない生産工程を用いることはもちろん、
単に生産段階での排出を減らすだけでなく、

消費や廃棄の段階での影響にも配慮して原材料や生産工程を見直すことが重要である。

一部の企業などでは、
廃棄物を削減することや、
廃棄物を全てリサイクルすること
最終的に埋め立て処分となる廃棄物を排出しないことなどが「ゼロ・エミッション」とされていることがあるが、
これは狭義のゼロ・エミッションであり、
本来の構想の一部に過ぎず、一企業や一工場で完結するものではない。

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鞆の浦検定も、「そこに住むすべての人々を幸せにするため」という提議の上では
狭義なものであるが、そこに辿り着くまでは、
いくつもの段階を踏まなければならない
その構想の第一段階であり、今後の過程にも注目していただきたい。


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画家/(故)藤井軍三郎さんが、遺してくれた言葉です