学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点 -42ページ目

学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

        ⑲ 区間と軸

  必ず、グラフを描いて
確認を!
   1. 2本の濃い直線を縦にひき 
区間をとる。
   2. 軸 として3本目は、薄い直線を縦にひく。
   3. 頂点をとり 向きに注意して 放物線を描く。
   4. 区間内の
グラフの状態を確認。


  ○ 次の [    ] に、適切な語句や式などを入れてください。

   y = a x² + b x + c ( a
0 )  ( 1 ≦ x ≦ 3 ) のとき、
   この最大値・最小値を求める。

    
f (x) = [ a x² + b x + c ] とおく。

     グラフの向きは、 
a > 0  より  [下に凸]
     軸は、   x = [-b/2a ]
     頂点は、 ( [
-b/2a ] , [-(b²-4ac)/4a ] )

   軸 (頂点) を区間の左側から少しずつ移動させながら、考える。

   ⅰ) 軸 (頂点) が 区間
 1 ≦ x ≦ 3 の外で、左側にある、すなわち
      [-b/2a ] < 1 のとき、
       向きが
[下に凸]だから、区間内でのグラフは常に[増加]する。
       よって、値域は、
[ 
f (1) ] ≦ y ≦ [ f (3) ]

   ⅱ) 
[
-b/2a ] = 1 のとき、
       区間内でのグラフは常に[増加]する。
       よって、値域は、[ f (1) ] ≦ y ≦ [ f (3) ]

   ⅲ) 
軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の内で、中点 x = 2 の左側にある、すなわち
      1 < [-b/2a ] < 2 のとき、
       グラフの
対称性を考えて、
       値域は、[-(b²-4ac)/4a ] ≦ y ≦ [ f (3) ]

   ⅳ) 
[
-b/2a ] = 2 のとき、
       グラフの対称性を考えて、
       値域は、[-(b²-4ac)/4a ] ≦ y ≦ [ f (3) ] = [ f (1) ]

   ⅴ) 
軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の内で、中点 x = 2 の右側にある、すなわち
      2 < [-b/2a ] < 3 のとき、
       グラフの対称性を考えて、
       値域は、[-(b²-4ac)/4a ] ≦ y ≦ [ f (1) ]

   ⅵ) 
[
-b/2a ] = 3 のとき、
       区間内でのグラフは常に[減少]する。
       よって、値域は、[ f (3) ] ≦ y ≦ [ f (1) ]

   ⅶ) 
軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の外で、右側にある、すなわち
      3 < [-b/2a ] のとき、
       区間内でのグラフは常に[減少]する。
       よって、値域は、[ f (3) ] ≦ y ≦ [ f (1) ]

    ⅰ) から ⅶ) より、

        -b/2a ≦ 1 のとき、
 値域は、f (1) ≦ y ≦ f (3)
     1 ≦-b/2a ≦ 2 のとき、 値域は、-(b²-4ac)/4a ≦ y ≦ f (3)
     2 ≦-b/2a ≦ 3 のとき、 値域は、-(b²-4ac)/4a ≦ y ≦ f (1)
     3 ≦-b/2a のとき、     値域は、f (3) ≦ y ≦ f (1)

   f (1) = 
[ a + b + c ]
   f (3) = [ 9a + 3b + c ]  だから、

   答えは、

        -b/2a ≦ 1 のとき、
 最大値 9a + 3b + c
                       最小値 
a + b + c

     1 ≦-b/2a ≦ 2 のとき、 最大値 
9a + 3b + c
                       最小値 -(b²-4ac)/4a

     2 ≦-b/2a ≦ 3 のとき、 最大値 
a + b + c
                       最小値 
-(b²-4ac)/4a

     3 ≦
-b/2a のとき、     最大値 a + b + c
                       最小値 
9a + 3b + c
                                         である。

 7つの場合のグラフを描くのは、めんどくさい かもしれないが。
 この7つの場合のグラフを描くことは、とても重要です。
 変化の
本質を学習するのに もってこい ですから。

 変化を理解するには、
  変化しないもの と 変化するものが必要です。
   ・ グラフの向きや形 ( 対称性 ) や 区間の位置 は、変化
しない
   ・ グラフと区間の状況 ( 位置関係 ) が、変化する。
  この連続的な変化の中で、
特徴的な状況を把握することが必要です。
   1  区間の2つの
端点中点により、4つの領域ができる。
   2  この4つの領域内、2つの端点、中点のどこかに軸がある と考えることにより、
      とりあえず 7つの場合 ( 状況 ) を
把握できる。

 結果として、区間内の
グラフの状態により、答えは 4つの場合にまとめられる。


専門家の中には、
現実の状況・状態を 変化の中で うまく把握できないものもいます。
問題解決のための勉強が不足していたのでしょう。



 
y = a x² + b x + c ( a  0 )  ( 1 ≦ x ≦ 3 ) のとき、
  この最大値・最小値を
求めなさい


次回  ⑳ 区間と軸 2
 につづきます。