⑱ 記号 f (x) エフエックス
○ 次の [ ] に、適切な語句や式などを入れてください。
y =-2 x² + 8 x - 6 の定義域が 0 ≦ x ≦ 3 のとき、
f (x) =[-2 x² + 8 x - 6 ] とおくと
(閉) 区間 0 ≦ x ≦ 3 の
端点 0 の 端点値 は[ f (0) ]
端点 3 の 端点値 は[ f (3) ] と書ける。
つまり、y = f (x) のグラフ上の点 ( 0 , [ f (0) ] ) , ( 3 , [ f (3) ] ) と書ける。
いちいち
計算して
点 ( 0 , [-6 ] ) , ( 3 , [ 0 ] ) と書かなくてもよい。
しかし、必要に応じて 計算すること。
f (x) =[-2 x² + 8 x - 6 ] を完全平方式を使って変形すると
f (x) =[-2 ( x - 2 ) ² + 2 ]
向き [上に] 凸
軸 [ x = 2 ]
頂点 ( [ 2 , 2 ] )
区間 0 ≦ x ≦ 3 より、
端点および 端点値 ( 0 , f (0) ) , ( 3 , f (3) )
また
軸 (頂点)は、区間内にあり、区間の中点より[右] 側にある。
よって、グラフの向き と 対称性を考えると 値域は [ f (0) ] ≦ y ≦ [ 2 ] である。
ゆえに
最大値は、2 ( x =[ 2 ] のとき ) であり、
最小値は、f (0) すなわち [-6 ] ( x =[ 0 ] のとき ) である。
数Ⅱの「微分法」で習う
y = f (x) 上の点 ( α , f (α) ) における接線の方程式は、
f (x) を x で1回微分した1次導関数 f ’(x) に x =α を代入した f ’(α) を傾きとして、
1点と傾きの公式より、 y = f ’(α) ( x-α) + f (α) である。
3次関数 y = a x³ + b x² + c x + d 上の x 座標がαである点における接線の方程式は、
y を x で1回微分した1次導関数 y ’= 3 a x² + 2 b x + c に
x =α を代入した 3 a α² + 2 b α + c を傾きとして、
1点と傾きの公式より、
y = ( 3 a α² + 2 b α + c ) ( x-α) + a α³ + b α² + c α + d である。
これは、とても煩雑に見える。
f (x) = a x³ + b x² + c x + d とおくと、
接線の方程式は
1点 ( α , f (α) ) を通り、傾きが f ’(α) の直線だから、
1点と傾きの公式より、 y = f ’(α) ( x-α) + f (α) と書ける。
記号 f (x) を使うと、見た目スッキリで表すことができる。
( 接線の方程式を一般化・公式化できる )
しかし、
具体的に計算して求めなければならないときは、
煩雑に負けず 計算ミスをせず、
y = ( 3 a α² + 2 b α + c ) ( x-α) + a α³ + b α² + c α + d
= ( 3 a α² + 2 b α + c ) x -3 a α³ - 2 b α² - c α + a α³ + b α² + c α + d
= ( 3 a α² + 2 b α + c ) x -2 a α³ - b α² + d
傾き y 切片
と計算すること。
x の関数 : function x (ファンクションエックス)
x の関数を 記号 f (x) を使って表記する利点
1つ 関数の式を とりあえず y = f (x) とスッキリ示す
1つ 区間の端点値を とりあえず スッキリ示す
1つ 点の y 座標を とりあえず スッキリ示す
1つ y = f (x) の接線の方程式を とりあえず スッキリ示す
など
【 記号 f (x) を使って、端点値を 】
○ 次の [ ] に、適切な語句や式などを入れてください。
y = a x² + b x + c ( a > 0 ) ( 1 ≦ x ≦ 3 ) のとき、
この最大値・最小値を求める。
f (x) = [ ] とおく。
グラフの向きは、 a > 0 より [ ]
軸は、 x = [ ]
頂点は、 ( [ ] , [ ] )
軸 (頂点) を区間の左側から少しずつ移動させながら、考える。
ⅰ) 軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の外で、左側にある、すなわち
[ ] < 1 のとき、
向きが[ ]だから、区間内でのグラフは常に[ ]する。
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅱ) [ ] = 1 のとき、
区間内でのグラフは常に[ ]する。
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅲ) 軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の内で、中点 x = 2 の左側にある、すなわち
1 < [ ] < 2 のとき、
グラフの対称性を考えて、
値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅳ) [ ] = 2 のとき、
グラフの対称性を考えて、
値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ] = [ ]
ⅴ) 軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の内で、中点 x = 2 の右側にある、すなわち
2 < [ ] < 3 のとき、
グラフの対称性を考えて、
値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅵ) [ ] = 3 のとき、
区間内でのグラフは常に[ ]する。
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅶ) 軸 (頂点) が 区間 1 ≦ x ≦ 3 の外で、右側にある、すなわち
3 < [ ] のとき、
区間内でのグラフは常に[ ]する。
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ]
ⅰ) から ⅶ) より、
-b/2a ≦ 1 のとき、 値域は、f (1) ≦ y ≦ f (3)
1 ≦-b/2a ≦ 2 のとき、 値域は、-(b²-4ac)/4a ≦ y ≦ f (3)
2 ≦-b/2a ≦ 3 のとき、 値域は、-(b²-4ac)/4a ≦ y ≦ f (1)
3 ≦-b/2a のとき、 値域は、f (3) ≦ y ≦ f (1)
f (1) = [ ]
f (3) = [ ] だから、
答えは、
-b/2a ≦ 1 のとき、 最大値 9a + 3b + c
最小値 a + b + c
1 ≦-b/2a ≦ 2 のとき、 最大値 9a + 3b + c
最小値 -(b²-4ac)/4a
2 ≦-b/2a ≦ 3 のとき、 最大値 a + b + c
最小値 -(b²-4ac)/4a
3 ≦-b/2a のとき、 最大値 a + b + c
最小値 9a + 3b + c
である。
次回 ⑲ 区間と軸 につづきます。