⑯ 定義域 ( x の変域 )
○ 次の [ ] に、適切な語句や式などを入れてください。
2次関数 y = a x² + b x + c の最大値・最小値を求める。
y = a { x² + (b/a) x } + c
y = a { x² + (b/a) x +[ (b/2a)² ]-[ (b/2a)² ] } + c
y = a ( x + b/2a ) ² -[ (b²-4ac)/4a ]
ⅰ) a > 0 のとき、
向き [下に] 凸 [谷]型
軸 [ x = -b/2a ]
頂点 ( [ -b/2a , - (b²-4ac)/4a ] )
[定義域] がなく、向きは[下に] 凸 だから、y [≧] - (b²-4ac)/4a である。
よって、
最大値は、グラフが y 軸[正]の方向に無限なので、なし。
最小値は、頂点の y 座標で、 - (b²-4ac)/4a である。
ⅱ) a < 0 のとき、
向き [上に] 凸 [山]型
軸 x = -b/2a
頂点 ( -b/2a , - (b²-4ac)/4a )
定義域が[なく] 、向きは上に凸 だから、y [≦] - (b²-4ac)/4a である。
よって、
最大値は、頂点の y 座標で、 - (b²-4ac)/4a である。
最小値は、グラフが y 軸[負]の方向に[無限] なので、なし。
【 閉区間である 定義域 があると、最大値と最小値はともに存在する。】
○ 次の [ ] に、適切な語句や式などを入れてください。
y = 2 x² + 4 x + 6 ( -2 ≦ x ≦ 1 ) の最大値・最小値を求める。
y = 2 ( x² + 2 x ) + 6
y = 2 ( x² + 2 x + [ ] - [ ] ) + 6
y = 2 ( x + 1 ) ² - [ ] + 6
y = 2 ( x + 1 ) ² + [ ]
向き 2 [ ] 0 より、[ ] 凸 [ ]型
軸 [ x = ]
頂点 ( [ , ] )
定義域 が -2 ≦ x ≦ 1 であるので、軸 ( 頂点 ) はこの区間に存在[ ]。
x =-2 のとき、y = [ ]
x =-1 のとき、y = [ ]
x = 1 のとき、y = [ ]
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ] である。
ゆえに
最大値は、[ ] ( x = [ ] のとき)。
最小値は、[ ] ( x = [ ] のとき)。
○ 次の [ ] に、適切な語句や式などを入れてください。
y = -2 x² + 4 x + 6 ( -2 ≦ x ≦ 0 ) の最大値・最小値を求める。
y = -2 ( x² - 2 x ) + 6
y = -2 ( x² - 2 x + 1 - 1 ) + 6
y = -2 ( x - 1 ) ² + 2 + 6
y = -2 ( x - 1 ) ² + 8
向き -2 [ ] 0 より、[ ] 凸 [ ]型
軸 [ ]
頂点 ( [ , ] )
定義域 が -2 ≦ x ≦ 0 であるので、軸 ( 頂点 ) はこの区間に存在[ ]。
だから、向き と 軸の位置を考えると 区間内でグラフは、常に[ ]する。
x =-2 のとき、y =[ ]
x = 0 のとき、y = [ ]
よって、値域は、[ ] ≦ y ≦ [ ] である。
ゆえに
最大値は [ ] ( x = [ ] のとき)。
最小値は、 [ ] ( x = [ ] のとき)。
次回 ⑰ 値域 ( y のとる値の範囲 ) につづきます。