⑭ 『 同様に確からしい 』
○ 赤玉 は、少なくとも3個 ● ● ● ・ ・ ・ ・ ・ 、
青玉は、少なくとも 3個 ● ● ● ・ ・ ・ ・ ・ 、
緑玉は、少なくとも 3個 ● ● ● ・ ・ ・ ・ ・ と 全部で 少なくとも9個の玉がある。
この中から 5個取り出して、横一列に並べる。
ただし、連続して同じ色の玉は、並べないものとする。
次の問いに答えよ。
次の[ ] に適切な語句や式などを入れてください。
[1] このような並べ方は、全部で何通りあるか。
左側から1番目は、[3]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から2番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から3番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から4番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から5番目は、[2]通りの玉が使える。
よって、 [ 3 × 2 × 2 × 2 × 2 ] より、 48通り。
[2] 青玉 と 緑玉しか使わないときの並べ方は、何通りあるか。
左側から1番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から2番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から3番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から4番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から5番目は、[1]通りの玉が使える。
よって、 [ 2× 1 × 1 × 1 × 1 ] より、 2通り。
[3] 左右対称となる並べ方は、何通りあるか。
左側から1番目は、[3]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から2番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から3番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から4番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から5番目は、[1]通りの玉が使える。
よって、 [ 3 × 2 × 2 × 1 × 1 ] より、 12通り。
[4] 赤玉を3個使った並べ方は、何通りあるか。
連続して同じ色の玉を並べずに、赤玉を3個使って、1列に5個並べるのは、
( 赤 ○ 赤 ○ 赤 ) と並べて、赤玉 と 赤玉の間に青玉 や 緑玉を入れることになる。
よって、左側から2番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、左側から4番目は、[2]通りの玉が使える。
ゆえに、 [ 2 × 2 ] より、 4通り。
[5] 赤玉を1個使う場合
ⅰ) 左右どちらかの端が赤玉である並べ方は、何通りあるか。
左端に赤玉をおくと、( 赤 ○ ○ ○ ○ ) の赤玉の右4か所に、青玉 と 緑玉をおけばよいから、
赤玉の右隣1番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、右隣2番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、右隣3番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、右隣4番目は、[1]通りの玉が使える。
よって、[ 2 × 1 × 1 × 1 ] より、2通り。
右端に赤玉をおいた場合、同様に考えて ( 左右は異なるが ) 、
2通り。
ゆえに、 2 + 2 より、 4通り。
ⅱ) 両端以外が赤玉である並べ方は、何通りあるか。
左側から2番目が赤玉のとき、
( ○ 赤 ○ ○ ○ ) の ○のところに、青玉と緑玉をおけばよいから、
赤玉の左隣は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、赤玉の右隣1番目は、[2]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、赤玉の右隣2番目は、[1]通りの玉が使えて、
その各々の場合について、赤玉の右隣3番目は、[1]通りの玉が使える。
よって、[ 2 × 2 × 1 × 1 ] より、4通り。
左側から3番目が赤玉のとき、同様に考えて 4通り。
左側から4番目が赤玉のとき、同様に考えて 4通り。
ゆえに、4 + 4 + 4 より、 12通り。
ⅲ) 赤玉を1個使った並べ方は、何通りあるか。
ⅰ) ,ⅱ) から、 4 + 12 により、 16通り。
[6] 赤玉を2個使った並べ方は、何通りあるか。
[1] , [2] , [4] , [5] から、[ 48 - 2 - 4 - 16 ] により、 26通り。
「 同様に確からしい 」 : 前提として、起こる可能性が同程度であると理想化
○ コインを1枚、1回投げる。このとき、裏がでる確率は ?
ただし、表がでる事象 と 裏がでる事象 は、同様に確からしいし、
それ以外の事象 ( 例えば、表や裏にならずコインが立つ ) は起こらないとする。
次の( ) に適切な語句や式などを入れてください。
同様に確からしい すべての事象 を書き出してみると、
[ 表 ] と [ 裏 ] の (2)つとなる。
よって、
裏がでる確率は、 ( 1 / 2 ) である。
○ コインを1枚、2回投げる。このとき、次の問いに答えてください。
ただし、表がでる事象 と 裏がでる事象 は、同様に確からしいし、
それ以外の事象 ( 例えば、表や裏にならずコインが立つ。) は起こらないとする。
ⅰ) 2回とも裏がでる確率は ?
ⅱ) 1回目が表で、2回目が裏である確率は ?
ⅲ) 表が1回、裏が1回でる確率は ?
○ コインを1枚、3回投げる。このとき、次の問いに答えてください。
ただし、表がでる事象 と 裏がでる事象 は、同様に確からしいし、
それ以外の事象 ( 例えば、表や裏にならずコインが立つ。) は起こらないとする。
ⅰ) 3回とも裏がでる確率は ?
ⅱ) 表が1回、裏が2回でる確率は ?
次の ( ) に適切な語句や式などを入れてください。
1つの解答
同様に確からしい すべての事象 を書き出してみると、 ( 表 = お , 裏 = う とする )
[1回目, 2回目, 3回目] = [ お , お , お ], [ お , お , う ], [ お , う , お ], [ お , う , う ],
[ ( ) ], [ ( ) ], [ ( ) ], [ ( ) ]
以上の 8つ ある。
よって、
ⅰ) 3回とも裏がでる事象は1つ。ゆえに、3回とも裏がでる確率は、 ( ) である。
ⅱ) 表が1回、裏が2回でるのは、8つのうちの( )つだから、
表が1回、裏が2回でる確率は、 ( ) である。
次回 ⑮ 『 試行の回数 』 に続きます。