1次関数 ㉒ 3点が同一直線にないとき  | 学力の創造と向上 高校・大学受験は通過点

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学力の創造と向上において
何が必要か・何が障害になるのか
などについて考えます
  さらに、必要なものをいろいろ提供してゆきます 

     『 1次関数 ㉒ 』 3点が同一直線にないとき

  ○ 次の( ① ) ~ ( ⑦ ) に入る適切なものを、(あ) ~ (き) より選べますか。


   ① う  ② お  ③ い  ④ え  ⑤ き  ⑥ あ  ⑦ か

     2直線  y = a x + b
  ・ ・ ・ ・ (1)
           y = a’x + b’ ・ ・ ・ ・ (2)  について

    a = a’ かつ b = b’ のとき、
      (1) と (2) は 同じ直線で一致する。交点の座標は 不定。

    a = a’ かつ b ≠ b’ のとき、
      (1) と (2) は 平行の関係にある。交点の座標は 不能だから、交点なし。

    a ≠ a’ のとき、
      (1) と (2) は 平行でないので交点あり。


☆ x y 座標平面で3点が同一直線にないとき、その3点を頂点とする三角形ができ、
  3点の座標から三角形の面積を求めることができます。

・ 3点 O ( 0 , 0 ), A ( 3 , 0 ), B ( 3 , 4 ) を頂点とする△OABの面積を求めます。

  点 O , A は y = 0 ( x 軸 ) 上の点 つまり 
辺OA  は x 軸に平行だから、
   x 座標のひき算 3-0 より、
OA = 3

  点 A , B は x = 3 上の点 つまり 
AB  は y 軸に平行だから、
   y 座標のひき算 4-0 より、
AB = 4

   
OA ⊥ AB ( 
△OABは直角三角形 ) であるから
     底辺を OA = 3
     高さを 
AB = 4 として
   三角形の面積公式 「 (底辺) × (高さ) × 1/2 」 (小5算数) を利用して

  △OABの面積は  3 × 4 × 1/2  より  6  である。



2点の{ 座標 } → 座標の{ ひき算 }
→ 2点間の{ 長さ } 三角形の{ 面積公式 }
            x 軸に平行な線分の長さ  左の x 座標をひく
            y 軸に平行な線分の長さ  下の y 座標をひく

つながりを大切にして知識を使うと、
それらの知識が体系をなし { 新たな知識 } を形成する(一つの解法が生まれる)。



 3点 O ( 0 , 0 ), A ( 3 , 0 ), B ( 5 , 4 ) を頂点とする鈍角三角形OAB面積は 
   ヒント: 点B から x 軸に垂線をひき、その垂線の足をH とする

 3点 O ( 0 , 0 ), A ( 4 , 1 ), B ( 2 , 5 ) を頂点とする三角形OABの面積は 
   ヒント: 点A から x 軸に垂線をひき、その垂線の足を H  とし、
        点B から x 軸に垂線をひき、その垂線の足を  I  とすると、
        1つの台形 と 2つの三角形の たし算・ひき算 で求められる


必ず x 軸 y 軸をひき △OABの概形 をかくこと ( 初学者は、できれば方眼紙に )


次回
 『 1次関数 ㉓ 』 台形と三角形 につづきます。