こんばんは。
スタビライザージュラコンブッシュの異音問題から、問い合わせや質問が殺到し会社に泊まりこみでの対応でどうにか最近は落ち着いてまいりました。
この場をお借りして、この度は本当にご迷惑をお掛けしております。
原因は究明中であり、解決策はあるのですが確実な結果は出ていませんので、解明次第ブログで告知させていただきます。
もう暫くお待ちください。
なお、今回の告知にも関わらず、ご注文いただいたお客様、ご予約のままご注文のお客様にも大変感謝しております。
ご理解いただき本当にありがとうございます。
また、今回のスタビライザージュラコンブッシュの異音問題により、当社のスタビライザーリンクへの信憑性もなくなっているようです。
スタビライザーリンクに関しては、販売開始から1年を経過しており販売数150台~200台となっています。
過去にあったクレームは取り付け時にトルクレンチを使わずに固定したことによる(締めすぎによりカラーがピロボールへ食い込む)異音発生のみで製品の不良などクレームは1件もありません。
正常な取り付けと正常な使用頻度で半年や1年で不具合や異音が発生することはないと思っています。
理由としてはもちろんピロボールですが、当社のピロボールは国内生産最高級品をテフロン加工した状態で採用しています。
これにより負荷のかかるフロントなどへも対応させ、異音の可能性を極限まで抑えるために考えて設計しています。
つまり、当社のスタビリンクで異音が発生するのであれば、どこのメーカーの製品でも異音が発生すると断言できます。
アフターパーツには不具合が発生する可能性がある部分を極限まで抑える為に考慮して製品化しています。
ですので、ピロボール調達に1回の注文数200個と在庫負担しても現在使用しているピロボール以外は使わない方向で今後も販売を継続していく考えです。
今回なくなった信用を製品のクオリティーで回復させたいと思っています。
今後ともよろしくお願い致します。
この状況の中、新商品がスタビリンクでは、なんとも複雑な心境ですが拘った新商品ですので、発表させていただきます。
レクサス RX450h用のリア強化スタビリンク。
エアサス用に考えた新商品になります。
今回採用したピロボールですが、IS/GS用と同様にテフロン加工を施したピロボールなのですが、IS/GS用とは違いエアサスへの負担を考慮したピロボールを採用しています。
RX450hのエアサスは純正で上下へ車高を変動させる機能を持っています。
つまり、車高を上げ下げしますので、スタビライザーの位置も上下に動きます。
この上下の可動範囲の中でスタビリンクのピロボールがエアサスへ負荷をかける事を考慮して、通常よりも動きがスムーズなピロボールを採用しました。
スタビリンクへ採用するピロボールとしては通常使わないほどの高級品なのですが、IS/GS用で使用している胴体部分を流用することにより価格を抑えて¥29,400(税込み)で販売可能になりました。
エアサスの事を考慮したスタビリンクは当社が初ではないでしょうか。
それでは、レクサス RX450hのリアスタビライザーの全貌をご覧ください。
LEXUS RX450hのスタビライザーはサスペンションアームの進行方向後ろにあります。
覗くとすぐに確認できます。
そして、スタビライザーリンクですが、サスペンションアームの中まで入り込んでいます。
丸で囲った部分がスタビライザーリンクです。
IS/GSとは構造が違いますね。
まずは、リアスタビライザーを固定しているブラケットとサスペンションアームと接続しているロアーブラケットを固定しているボルトを外します。
こちらがブラケット。
工具も入りやすいので比較的簡単に外す事が可能です。
次に真下からの画像ですが、ロアーブラケットを固定しているボルトを外します。
片側4ヶ所のボルト(左右合計8箇所)のボルトを外すとスタビライザー本体(スタビリンク含む)を車輌から外すことが可能です。
車輌から外したスタビライザー本体(スタビリンク含む)です。
ここからスタビリンクのみを強化スタビリンクへ交換します。
片側2ヶ所(合計4ヶ所)のボルトを外して交換していきます。
こちらが純正スタビライザーリンク。
この細い胴体部分を太くして強度を持たせる事によりスタビライザーをダイレクトに効かせます。
細い胴体部分によって逃げている剛性感を無くすという事ですね。
次に注意点ですが、強度確保の為にボルト部分を18mm挿入した状態で使用していただきます。
この18mm挿入した状態でRX450h(エアサス車)のノーマル車高スタビライザー位置に適した長さになります。
また、車高を落とした車輌に関しては、残り5mm短くセットすることができますので、車高に合わせて調整することが可能です。
ここで注意点なのですが、RX450hエアサス車は先ほどもご説明した通り、車高を上下させる事が可能です。
この上下させたときに起こるスタビライザーリンクの可動範囲ですが、ノーマル車高であれば上下共に可動範囲を確保できています。
ただ、必要以上に車高を落としている場合にはスタビリンクの可動範囲を超えた状態になりますので、不適合となります。
お客さまの判断にてお求めいただくようお願い申し上げます。
可動範囲を超えた状態での使用は不具合を発生させる可能性もありますので、保障対象外とさせていただきます。(そもそも保障はないのですが、短期間のうちに不具合が発生する場合は新品交換対応します)
次にスタビライザーとロアーブラケットへの位置決め時にも注意点があります。
上下左右の可動範囲を確保するために、純正の角度に合わせていただく必要があります。
この角度を純正とは異なった角度にしますと、可動範囲を確保できませんので、注意してください。
慎重に丁寧に作業すれば可能かと思います。
そして、固定する時の注意点ですが、スタビライザーとロアーブラケットへの締め付けトルクにも注意してください。
専用の説明書に規定トルクは明記していますが、必ずトルクレンチを使用して確実に固定してください。
トルクレンチを使わずに感覚で締め付けた場合はカラーがピロボールへ食い込むので、不具合が発生します。
とても重要な部分ですので、必ずトルクレンチを使用してください。
そして、確実な作業を行うために、車輌へ取り付けする際もレクサスが推奨する規定トルクで締め付け固定してください。
これも専用の取り付け説明書に明記してあります。
取り付けするとこのようになります。
テスト車輌としてRX450hをお借りしたお客様、ありがとうございました。
試乗させていただきましたが、コーナーでの踏ん張り感が強くなり、安心してアクセルを踏めるようになりました。
60キロ~70キロ以上の速度域で十分に体感できる強化パーツです。
車高が高いのもありますが、もっと安定感が欲しいRXですので、ちょっとした強化パーツで走りやすくなります。
一度お試しください。
また、お客様からの初期インプレッションが届いていますので、ご覧ください。
帰路で東名~首都高3号~C1~5号~C2~6号~
簡単ですが感想をお知らせします。
・ハンドルの「遊び」が少なくなった感じ
→レールの上を走っているような感じです
・カーブでのハンドル操作の「足し」をしなくて済むようになった
→思ったコース取りで曲がれるように思います
・段差での「はね」が少なく感じる
→跳ねた跡の収まりが早くなったように感じました
トータルとしては車高が下がった(セダンの)ように錯覚します。
空いている山道を登ると楽しそうです(^_^)
との事でした。
ありがとうございました。
LEXUS RX450h[エアサス車]用 リアスタビライザー強化リンク■カタログページ
また、IS/GS用のスタビライザーリンクも再入荷いたしました。
ご予約いただいたお客様への連絡も済み、今のところ在庫も豊富ですので、ご注文ください。
よろしくお願い致します。
なお、22日(火)と23日(水)は足回り開発・テスト走行の為に北海道へ出張となります。
不在となりますので、飛び込みのお客様はご注意ください。
私が不在の場合での作業はお断りしていますので、事前にご連絡いただいてからのご来店をお願い致します。
また、毎日レクサスがご来店されていますので、同じような作業を紹介する事もできませんので、日々の出来事を簡単にブログにしているページがあります。
以下のアドレスよりご覧ください。
「スタッフブログ」がありますので、そこからご覧いただけます。
それでは、明日!?今日も頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。