最近、歩くことが少しずつ増えてきました。
犬の散歩に出かけたり、週末に街をゆっくり歩いたり。
そんな時間の中でこれまであまり気にしていなかった景色に

目が向くようになった気がします。

花壇や玄関先に咲く、色とりどりの花。
お庭を丁寧に手入れされているお宅も多くて

歩くたびに目が楽しくなります。
春はもともと花が咲きそろってきれいな季節ですが、

今年はなぜかチューリップが特によく目に留まります。
それも、一か所二か所ではなく、あちらこちらで。

チューリップは、昔から好きな花のひとつです。
最近は八重咲きやフリルのような

華やかな品種も増えていますが、
やっぱり、子どもの頃に描いたような

シンプルな形のチューリップが好きだなと思います。
赤、白、黄色……童謡に出てくるそのままの色の花壇を

見かけたときには、思わず足が止まりました。
何かを懐かしく思い出すというよりも、ただ、

心がほっこりするような、そんな気持ちになりました。
それだけで、十分だった気がします。

春という季節がもともと好きでしたが、
こうして歩く時間が増えたことで

ますます好きになっているような気がします。
あちらこちらで目にするカラフルな花たちにふと心が向くと

穏やかな気持ちになっていくような気がして、

そんな気持ちに気づいた自分にも
それがなんだかうれしく感じられます。