図書館で本を探していた時このタイトルが目に留まり

なぜかその言葉か気になって手が伸びました。

本を探していたはずが探していたのは「気になること」だった

のかもしれないです。
そしてその気持ちは今の自分の生活につながっているものでした。

子供が社会人になって子育ても一区切り、自分の時間が

少しずつ作れるようになってきました。

これからの生活を、夫と(犬とも一緒に)どう過ごしていきたいのか、

そんなことを考えることが増えてきました。
いつの間にか夫婦としての関係は少しずつ変わっていて、

親という役割をお互いに一生懸命になってきてた日々の影に、

個人としての気持ちが見えづらくなっていたように思います。
変えていきたいと思う部分もありますし、

逆に少し戻れたらいいのにと思うこともあります。

イギリスの夫婦に特別なイメージがあったわけではないですが
「手をつなぐ」という言葉の響きに、どこか心が引っかかりました。
読んでみたいと思ったのは夫婦関係そのものよりも、

むしろ「これからの自分のあり方」に何かヒントが見つかる気が

したからかもしれないです。

本にはいくつもの夫婦のエピソードが紹介されていました。
イギリス人の夫たちは、パートナーを一人の人間として尊重し、

成熟した相手として大切に思い合っているそうです。
日常の中でも愛情を表現し、言葉にして伝え、

ほめ合うことも自然なことのようでした。

そうした関係は素敵だなと感じましたが一方で、

そのイギリスでも離婚は決して少なくないという事実が

書かれていて、そこにもまた興味を引かれました。

どうやら、彼らは「夫婦である年月」をとても大切にしながらも、

それが形だけのものになったときは潔く手放すという

選択をするのだそうです。
愛情のないまま夫婦でい続けることは選ばないという価値観で、

他に心惹かれる人ができたときは、その思いに正直に生きる。
その結果離婚も少なくないのだそうです。

それを知って少し驚きましたがある意味で自然なのかもしれません。

この本は、単に「手をつなぐかどうか」の

話ではありませんでした。
夫婦関係を通して自分がどう生きたいかを考える

きっかけになったように思います。
私はこれまで妻として、母としての時間を大切に

過ごしてきましたが、
これからは一人の人間として、どう生きていくかも

大切な価値観になってくるのだと思います。

 

自分の足で立って、自分らしく過ごしていくこと。
そのうえで共に過ごすパートナーがいるなら、

それはとても豊かで幸せで心強く、ありがたいことです。
今の自分にとって大切なのは、まず自分が穏やかに、

しっかりと自立していること。
そうしていれば、自然と必要な人と、必要な関係が

築かれていくように感じます。

そんなふうに思いながら、読み終えました。

日々のなかでまた少しずつ自分自身と向き合っていき

これからのことを考える時間も作っていきたいと思いました。