子どものころ、アニメや漫画に触れる機会は

あまり多くありませんでした。

流行っていた作品が見られず寂しい気持ちで

どこか遠くから見ているような感覚でした。

今年になって、YouTube『ベルサイユのばら』が配信されて

いることを知り、少し気になって観てみたところ、

あっという間に引き込まれてしまいました。

毎週5話ずつ更新されるのを楽しみにしていた2か月間は

ちょっとした特別な時間だったように思います。

最終話まで観て、映画版にも手を伸ばして、

オリジナルとの違いを味わったり、登場人物たちの行く末に

思いを馳せたりしていました。

そんな余韻のなかで見つけたのが「はいからさんが通る」の配信です。

現在は毎週木曜日に3話ずつ更新されていて

それを心待ちにしている自分がいます。

昔この作品の挿入歌だけはよく耳にしていて、

イントロが流れただけで一気に懐かしさがこみ上げてきました。

ただ物語の内容はあまり覚えていなかったので

一話一話をとても新鮮な気持ちで観ています。

一見するとドタバタとしたコミカルな展開が続く

楽しい物語に見えるのですが

主人公の花村紅緒さんには思いのほか深い魅力を感じます。

天真爛漫で自由なふるまいの裏側にまっすぐな気持ちや

あたたかい眼差しがあって、

人や犬までも惹きつけてしまうのが不思議ではありません。

言いたいことをはっきり伝え、自分の信じる道を歩もうとする

その姿に、大正という時代を生きた女性の力強さを感じています。

子どものころに観ていたらきっと気づかなかったであろう

登場人物たちの言葉や心の動きに

今は自然と目が向いています。

大人になった今だからこそ、ストーリーの奥行きや

登場人物の想いがすっと心に届いてくるような気がしています。

今週は16話から18話までが配信されていて、

物語は大きな展開を迎えようとしています。

まだまだ続くこの先のエピソードを楽しみに、

また木曜日を待ちたいと思います。