半月以上も読書から遠ざかっていた私に

図書館から「予約していた本が届きました」と

お知らせがはいりました。

ちょうど、そろそろ読書を再開してもいいかもと思っていた

時期になっていて久しぶりに活字を追うこを想像すると

すこし楽しい気持ちになりました。

そんなタイミングで予約が回ってきたのが

黒柳徹子さんの『続・窓際のトットちゃん』です。

これが、私にとってちょうどいい巡り合わせだと

じました。

「窓際のトットちゃん」は子どものころに読んだことがありましたが、

その続編が出ていることを知り興味が湧いて手に取ったものの

まさか42年もの月日が流れていたことに驚きました。

あの頃私も若かったなと思いつつ、

今も色あせずに多くの人に親しまれているこの本の続編は

どんな時代の話なんだろう?とワクワクしながら

ページをめくり始めました。

『続・窓際のトットちゃん』は

トモエ学園を卒業した後の幼少期か、女学生時代、そして

NHKの劇団員としての活動を経て紅白の司会を何度も経験し

その後ニューヨークに留学するまでの盛りだくさんな

エピソードが詰まっています。

どの場面も黒柳さん自身が「私」ではなく愛称の「トット」として

描かれていて、まるで一緒にその世界を旅しているか

のような気分にさせてくれます。

その中で感じたのは黒柳さん、いや「トットちゃん」

持つ天真爛漫さ。

どんなときも素直で、その瞬間を一生懸命に生きる姿勢は

まさにトットちゃんらしさが輝いています。

その姿勢に私はどんどん引き込まれて

気づけば無性に愛おしくなっていた自分がいました。

どんな困難や苦しみも彼女はそれを含めて受け入れ

前に進んでいく力を持っています。

その強さや明るさに私もどこか勇気づけられ、

私もこう生きたいなと心から思わせてもらいました。

また読む中で心が温かくなる瞬間がたくさんありました。

トットちゃんが育った環境、特にご両親の深い愛情が

伝わってきて、

親としての視点でもその愛を感じることができました。

きっとあの環境があってこそのトットちゃんだったんだろうなと、

改めて感謝の気持ちが湧いてきます。

特に印象的だったのは黒柳さんが戦争について

触れている部分です。

お父様の出征、家族が感じた不安、そしてお母様の

前向きな姿勢がとても鮮明に描かれていて

深く心に残りました。

あの時代の日本の家族が抱えた苦しみと

それを乗り越えようとする力強さが胸に迫ります。

この本から学んだことは

「好きなことを仕事にできる幸せ」

自分の使命感を持って働くことの尊さ」

素直に生きることの美しさ」などでした。

いずれも日々の暮らしの中で改めて大切にしたいと

思える価値観ばかりです。

そして黒柳さんが長寿番組『徹子の部屋』

50年も続けてこられたこと、

番組に出演した数々のゲストたちに慕われているくらいの

そのお人柄にも深く感動しました。

これからもその記録を見届けたいと思う気持ちでいっぱいです。

トットちゃんのように私も素直で自由な心を持ち続け

伸び伸びとした生き方ができるように

日々を大切に過ごしていこうと思いました。