作者は 三宅 香帆 さん。
一年前の昨年7月に出版された本です。
サブタイトルに
『 推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない』
とあったのを見て
ボキャブラリーが少なく表現力が拙い
自分のための本ではないか!
三宅さんの肩書が文芸評論家・書評家ということで
読書や文章表現の魅力を広く伝える活動を
されている方とあって
三宅さんの視点で読者に本のすばらしさ
自分の言葉を使うことの尊さみたいなことを
さすが文字を扱うお仕事をされる方だけあって
読み手が受け入れやすいように書かれていたと
思います。
せっかく自分の中で芽生えた感情をアウトプットしないのは
もったいない、と三宅さんはおっしゃいます。
私がその想いを外に出さなければ
その感情は一生日の目を見ることなく
なかったものになってしまうというお話があった部分は
むしろ自分の想いは秘めておいてもいいじゃない
と思っていた私に
別角度からの刺激をもらった気がしました。
誰のためへの発信でもなく自分のため、
推し(
と置き換えてもよいと思います)のため、
自分の言葉を紡ぎだそう!自分の言葉を作ろう!
ではどんなところを意識すると自分の言葉になって
いくのかというヒントが書かれていました。
私がなるほどと思ったところ
つまり私がいつも立ち止まってしまうところに
対してヒントになったのは
「言語化とは細分化すること」
「自分の言葉を作るまで他の人の感想は観ない
(他人の言葉は自分に伝染させない」
「必要なのは読解力ではなく妄想力」
「誰にどんな視点で伝えたいのかを決める」
という視点でした。
上手に書こうと思うから調べたり他者の感想を
参考にしようとした
世の中の何かの標準に合わせようとする意識が
働いてしまうのかもしれませんが
まずはいったん自分が持っているもので書ききる。
一発でよいものを書こうとするのではなく
まずあふれるものを書き出して
二度目三度目で整えていく
その感情のスピードに文章を連ねるスピードを
合わせていくことも大事だと教わりました。
この本は自分の推し(好きなもの)をどのように伝えるか
という視点メインで書かれていますが
もう少し広くとらえて
自分の想いを言語化できるようになるために
どのように伝えるか
これについて考える機会になりました。
これができるようになると自分の人生に愛着が
持てるようになるという部分にもとても
希望をもらいました。
同時に他者と異なる自分だけの感想、想いも
大事にしたいと思いました。
新鮮な想いを真空パックに閉じ込める感じで
言語化する、
何か自分を肯定されている気持ちになれ
自分の人生に愛着が持てるという説明にも納得します。
私は言語化に苦手意識があり、
ブログの記事も含めてまだまだ思うように
書けないなと感じることも多々あります。
でも確かにうまく書こうと思ったところで
書けないですし(
言語化の練習を積み重ねている感覚で
伝えたいことが伝わるような文章が書けるように
なるためにこれからもブログ記事を続けて
いきたいと思ったのでした。