自分もだんだん暗くなっていた。
一人でいるときは、周りの人間が鬱陶しくなった。
それまでバイトも楽しくて、学校も楽しくて、順調な自分がとても幸せだった。
それが全く豹変し、バイトでは余裕がなくてイライラ、
どうでもいいし、同じことの繰り返し、つまんない
客は客でイライラする、くるなボケカス
と思い始めていた。
普段、そこまで気にならない電車でも
邪魔だしうるさい、消えろ!死ね!クズ共!
と激しく周りにいる人間みんなに激しい嫌悪感を感じていた。
ただ、彼の前ではそんな自分を鎮圧できた。
それだけは本当によかった。
彼以外の人間が嫌いになりかけていた。
なんだかうまくいかなくて、心がモヤモヤして、おもーくて。
「死ねよクズ」
が口癖になっていた。
そこで、とても楽しみにしていたラルクのライブが迫っていた。
10月の頭の土日はひたすら楽しんだ。
今まで中学、高校とひどく荒んでいた心を癒してくれたのは、ラルクだった。
歌詞に救われ、7年思い続けているhydeを目の当たりにして、
涙がとまらなかった。
ラルクのライブに行くといつも泣くけど(笑)、今回は彼を思って泣いた。
歌詞は、私が彼を想う気持ちを代弁してくれていた。
それが心に染みて、余計に涙が溢れた。
けれど、こうやって北海道で楽しんでいる私は彼に罪悪感も感じていた。
***
大分リフレッシュして東京に帰った私は、愛しい気持ちがいっぱいだった。
イライラも薄れ、彼も優しい。
しかし、私はバイトも学校もあるため、ずっと一緒にはいられなかった。
彼はとても寂しがった。
それは今までにないくらい。
私はここでさえ
なーんにも気づかない。
「私だってさみしいんだよ、
でもこれが普通なんだよ
しなきゃいけないことはして、
それ以外は好きな人と過ごす
これが普通なんだよ。」
(当時の日記より引用)
彼はワガママを言っているわけではない。
寂しさが襲ってくること、一人になった時の孤独感が相当強いこと
言葉ではわかってたはずなのに
全く分かっていなかった。
本当に馬鹿すぎて、今思うと情けない。