「スゴロクで学ぶユーチューブ」の68回目、「仕事や働き方クイズ12」を公開しています。
今回のクイズは、「音楽ソフト(レコードやCDなど)の中でカセットテープが一番売れたのは何年間ぐらいでしょうか」です。
音楽ソフトは、レコードに始まり、カセットテープ・CDといったように、時代とともに大きく変化しています。
カセットテープからCD登場までの流れは次のようになります。
① 1877年 エジソンが」再生可能なレコード(フォノグラフ)を発明してから、音楽ソフトはレコードの時代になります。
② 1964年 フィリップス社がカセットテープの規格となる「コンパクトカセット」を開発、この技術を無償で各メーカーに提供、カセットテープ時代が始まります。
③ 1966年 ソニーがカセットテープデッキを発売します。
④ 1966年 国産初のカセットテープが日立マクセルから発売されます。
⑤ 1968年 TDKは、アメリカで音楽用カセットテープを発売します。
⑥ 1979年 ソニーが「ウォークマン」を発売、カセットブームを加速します。
⑦ 1982年 ソニーなどから世界初のCDプレーヤーとCDソフトが発売されます。
さて、ここでクイズです。
レコードの後にカセットテープが登場、その後CDの時代になります。
このような流れの中で、音楽ソフトとしてカセットテープが一番売れたのは何年間ぐらいでしょうか?
問題
アメリカでカセットテープの音楽ソフト販売がレコード・CDを上回っていたのは(一番売れていた期間)何年間ぐらい?
①②③から正解を1つ選んでください。
①7年間 ②10年間 ③15年間
正解は、①7年間(1984年~1990年)になります。
1983年 レコードが音楽ソフトの売上1位でした。
1984年 カセットテープがレコードの売上を上回り、音楽ソフト1位でした。
1991年 CDがカセットテープの売上を上回り、音楽ソフト1位でした。
いまやCDの時代も変化が見られます。
TDKは、2005年カセットテープ・ビデオテープ・CD・DVDなど記録メディア事業から完全撤退しました。
撤退理由は明確です。
新技術(CD・DVD)の登場でカセット・ビデオテープの市場がなくなりました。
CDやDVD市場は製造が容易で、製品の差別化がむずかしく価格競争が起こりやすい市場なので生産を継続する意味がないと判断しました。
商品寿命の短さを実感します。
なお、「スゴロクで学ぶユーチューブ」のNo.61で、TDK澤部社長について「新入社員でテープ事業に配属、社長でテープ事業から撤退』でご覧いただけます。