「ビジネス成功者の仕事ゲーム」を制作している関係で、いつもゲームにできそうな会社・経営トップを探しています。
ネタ探しの一つが、テレビCMです。
テレビCMの目立つ会社は、ゲームの候補になります。
最近、気になるのが、人材会社の「インディード」と「ビズリーチ」です。
雇用市場においては、有効求人倍率が低下しています。
コロナ前は、「1.6倍」とかいわれていた有効求人倍率が、いま「1.0」近くにまで下がっています。
有効求人倍率は下がって雇用環境が悪くなっているようなのに、「インディード」と「ビズリーチ」はテレビCMが目につきます。
「インディード」は、リクルートの会社ですから、リクルートグループのテレビCMが多いということでしょうか?
「ビズリーチ」は、「即戦力人材の採用」ができる「ダイレクト・リクルーティング」システムの人材採用サービス会社になります。
「ビズリーチ」の持ち株会社「ビジョナル」が今年の春に東証マザーズに上場しています。
テレビCMをやる資金的な余裕はありそうです。
なぜ、景気が不鮮明な状況で、テレビCMを増やすのか不思議です。
気になったのでいろいろ調べていると、「ビズリーチの創業者」の本が見つかりました。
『突き抜けるまで 問い続けろ 巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の記録』という本です。
「ビズリーチ」創業者の南さんの働き方が語られています。
本を読んでみると、ゲームになりそうです。
「ビズリーチ」がテレビCMに力を入れる理由もわかってきました。
人材会社が、自らの創業に向け、どのような理念で人材を集めてきたかも詳しく書かれています。
どうやら「ビズリーチ」がテレビCMに力を入れるのは、求職者から採用者まで、採用活動が原則有料になるからみたいです。
求職者は、転職のため自分のデータをビズリーチに登録します。
登録に関して、無料コースと有料コースがあります。
当然、有料コースが有利になるはずです。
ビズリーチ登録者の人事情報を利用する採用企業、人材紹介企業も、情報の利用は有料になります。
求職者から採用企業まで、必要な料金をビズリーチに払うシステムになっています。
CMにより、登録者が増えれば自動的に売上が増加します。
採用成約による売上げ増の前に、登録者による売上増が発生します。
CMは、実に有効な販促手段です。
『突き抜けるまで 問い続けろ 巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の記録』には、それ以外にも気になる表現箇所があります。
たとえば、データのようなソフトを売る会社は、自社の営業力が必要となる。
ソフトだからといって、営業力なくして売れるものではない。
気になるところです。
「ビズリーチ」の創業者・南さんを「ビジネス成功者の仕事ゲーム」で取り上げたくなっています。
今年度中に、「ビジネス成功者の仕事ゲーム」の50弾として「楽天の三木谷さん編」を制作する計画です。
「ビズリーチ」の南さんは、三木谷さんの下でプロ野球球団・楽天イーグルス」の設立メンバーとして働いています。
なんとなく、51弾にふさわしいと思っています。