大学生の就職戦線、今年は妙にスーツ姿の女子大生が目立つような気がします。
男女をとはず、今年もエントリーシートで悩む学生が多く出るのでしょうか?
先日も、大学の推薦入学を指導した生徒からメールがきました。
エントリーシートの添削をしてほしいという依頼です。
彼の性格もわかっているので、「OK」と返事をしました。
彼の志望企業は信用金庫です。
大学のゼミでも商店経営を学んでいます。
シャッター商店街の問題もあり、信用金庫で地元商店を応援する仕事をしたいようです。
まだ、彼からは添削すべきエントリーシートは届いていません。
苦戦しているのでしょう。
エントリーシートの作成で苦戦する学生には、思考方法に2つの弱点があります。
ひとつは、ストーリィ構想力が弱いことです。
いくつかの情報を組み合わせて、相手に合わせてストーリィ表現していく構想力を欠きがちです。
彼らは、時系列的な構成はできます。
大学に入りました。
サークルに加入します。
サークルの部長になりました。
大学祭で、大いに活動しました。
どうしても、時系列に展開する文章になります。
特定の問題に絞って、掘り下げるような書き方が不得手です。
2つ目は、着想力の不足です。
どのようなテーマにするかの、テーマの着想力にかけます。
どこから書き出すか、「つかみ」のできる書き出しも苦手です。
文章の構想力をつけようとすると、小説を読むのが正解です。
それも推理小説が最適です。
ストーリィの構成とトリックの着想力が重要になります。
推理小説数を多く読むと、文章力が高まるように思えます。
日ごろから、スマホだけでなく、本を読むということをしてほしいと思います。
小説を読むと、言葉の使い方、問題の掘り下げ方がわかり、ストーリー力も着想力も高まるはずです。
「構想力と着想力」は、就活で必要になりますが、社会人として働きだすと日常的に求められてくるはずです。
大学生のみなさん、だまされたと思って、推理小説を読んでみたらどうでしょうか?