キャリア学習の一環として、金融業界から介護業界までなど40の業界を、市場規模と就業者数で分類していく「業界分析カードゲーム」をこのブログで紹介しました。
就職活動に必要な知識が学べることもあってか、多くの人たちに関心をもってもらいました。
そこで、今その続編を作っています。
まずは、質問です。
平成18年度から平成22年度にかけて、次の6社の業績は「A=増収・増益、B=増収・減益、C=減益・増収、C=減収・減益」のいずれでしょうか。
①富士通、 ②コクヨ、 ③JTB、 ④キッコーマン、 ⑤シャープ、 ⑥ヤマハ
答えは、すべて「D=減収・減益」です。
日本を代表するこれらの企業が、この4年間業績を低迷させているわけですから、日本の景気が今一つなのも当然です。
大学生や高校生の就職活動も、本当に大変だと思います。
日本経済は、1991年のバブル崩壊から2001年までの10年間を「失われた10年」といっています。
その後、2002年から2007年まで景気は回復軌道にのり、年率約2%の経済成長を続けました。
ところが、2008年秋のリーマンショックによる世界的金融危機で、日本経済は再び下降を始めました。
2007年3月期と2011年3月期の4年間の企業業績を比較してみると、多くの企業が減収・減益になっています。
この間、「増収・増益」企業は、「ヤマダ電機、ユニクロ、マツモトキヨシ、ニトリ・・・」など、カテゴリーキラーといわれる小売業に集中しています。
「業界分析カード」は、その時点での業界の現状をとらえたものでしたが、今回の「企業の成長度カード」は時系列のデータにより日本企業の成長度を学べる内容にしています。
まもなく完成させる予定ですので、キャリア学習にご利用いただけたらと考えています。
「業界分析カード」につきましては、「㈱環境教育ソフト k-k-soft.com お知らせ」 をご覧ください。