物語81 | Thinelの世界

Thinelの世界

私の描く世界へようこそ


   水を持ち、カエール侯爵の部屋に入った。
   「水です」
   侯爵は薬を飲み、横になった
   「アンヌは寂しがっていましたよ」
   「寂しい思い出をさせたくて、アンヌと結婚したわけじゃない。が、今自分のことで手一杯だ」
   「私と執事はカエール侯爵が起きるまで看病をしますから」と私は言ったが、
   カエール侯爵はもう寝ていた。
   
   私はアンヌをカエール侯爵の部屋まで連れた。
   「知られたら、怒られますが、レディーアンヌは心配していましたので・・・」
   アンヌは始めて侯爵の部屋に入っていた。
   「寝ていますね」
   「薬を飲みましたから、明日まで起きません」
   「ありがとう、アリアネ」
   「いいえ。レディーアンヌのためできることがあったら、言ってください。カエール侯爵の命令を無視せず、できるものなら、やってみますよ」
   「ありがとう」



                                     つづく

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