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血を吐いた日から、カエール侯爵の体調が悪いままだった。本人は戦場に出て、支持を出しに行きたかったが、私とファオラン隊長はそうさせなかった。大きい戦いが終わり、後のことをファオラン隊長とレオナ将軍に任せ、私と侯爵は都に帰った。
都を離れてから、もう5週間が経ている。
個人的に戦場にいた方がいいが、都でカエール侯爵はゆっくり休むことができるから、一日でも早く帰りたかった。
屋敷の居間に入ったら、アンヌは本を読んでいた。とても嬉しそうな顔で、立て
「カエール、お帰りなさい」と。
「ただいま」と元気なくカエール侯爵は言う
「戦いどうだったの?傷とかないの?」と心配しているアンヌは聞き出す
カエール侯爵はアンヌの肩に手を置いた
「今日と明日休ませてくれ。明後日ゆっくり話そう」
「体調が悪いの?」
侯爵は答えない。というより、答えられない。歩くだけで精一杯だ。やっと階段を上り始めた時に
「アリアネ、水」
「はい」と私は答えた
「それなら、私は」とアンヌは言いかけた
が、カエール侯爵の不機嫌な眼差しを見たら、黙った。
二階に姿を消した時に、まだ居間にいる私にアンヌは声かけた
「アリアネは疲れているのに、私は持っていきますよ」
「侯爵の命令を無視するわけにはいきませんから、いいです。私は持っていきます」
「でもカエールの体調が悪いでしょう。看病もしますから・・・」
「レディーアンヌ、男の誇りを踏み出しにしてはいけませんよ。カエール侯爵はレディーアンヌの前でどんな姿でありたいか分かってやってください」
「うん、ごめんなさい」
「明後日お話できるといいですね」と私は台所に向かった。
「うん」とアンヌは頷いた
つづく
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