物語80 | Thinelの世界

Thinelの世界

私の描く世界へようこそ


  もう80まで来ましたね。これからのお付き合いもよろしくお願いします!


  血を吐いた日から、カエール侯爵の体調が悪いままだった。本人は戦場に出て、支持を出しに行きたかったが、私とファオラン隊長はそうさせなかった。大きい戦いが終わり、後のことをファオラン隊長とレオナ将軍に任せ、私と侯爵は都に帰った。
  都を離れてから、もう5週間が経ている。
  個人的に戦場にいた方がいいが、都でカエール侯爵はゆっくり休むことができるから、一日でも早く帰りたかった。

  屋敷の居間に入ったら、アンヌは本を読んでいた。とても嬉しそうな顔で、立て
 「カエール、お帰りなさい」と。
 「ただいま」と元気なくカエール侯爵は言う
 「戦いどうだったの?傷とかないの?」と心配しているアンヌは聞き出す
 カエール侯爵はアンヌの肩に手を置いた
 「今日と明日休ませてくれ。明後日ゆっくり話そう」
 「体調が悪いの?」
 侯爵は答えない。というより、答えられない。歩くだけで精一杯だ。やっと階段を上り始めた時に
 「アリアネ、水」
 「はい」と私は答えた
 「それなら、私は」とアンヌは言いかけた
 が、カエール侯爵の不機嫌な眼差しを見たら、黙った。
 二階に姿を消した時に、まだ居間にいる私にアンヌは声かけた
 「アリアネは疲れているのに、私は持っていきますよ」
 「侯爵の命令を無視するわけにはいきませんから、いいです。私は持っていきます」
 「でもカエールの体調が悪いでしょう。看病もしますから・・・」
 「レディーアンヌ、男の誇りを踏み出しにしてはいけませんよ。カエール侯爵はレディーアンヌの前でどんな姿でありたいか分かってやってください」
 「うん、ごめんなさい」
 「明後日お話できるといいですね」と私は台所に向かった。
 「うん」とアンヌは頷いた

                                    つづく


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