戦いの前夜。
カエール侯爵はお風呂に入っている間に信頼のできる兵に見張りを頼み、ファオラン隊長の所に行った。
ファオラン隊長は二人の兵と話していた。
「失礼します、隊長。少しお話したいことが」と私は言う
ファオラン隊長は二人の兵を見て
「ちょっとアリアネと話させてくれ。後で呼ぶから」と
兵達は私と挨拶を交わし、出た
「さて、こんな時間にどうした?」
「お願いしたいことがあります」
ファオラン隊長は自分の隣にあった椅子を示した。私は座る。
「明日、ファオラン隊長と副隊長の持ち場に二人の代わりに行ける兵はいませんか」
「なぜ?」
「私と一緒にカエール侯爵を護ってほしいです」
「一人で無理だと言っているか」
「最近侯爵の体調があまり良くありません。一人でカエール侯爵を助けるのが難しいです。特に戦場でしたら」
「ヴェンドメ准将軍の命令を逆らうことになるぞ」
「責任とりますから。お願いします」
「明日は俺達が必要になる根拠は?」
「毎日見守っている人の様子からその位が分からないと護衛兵として失格だと思います」
ファオラン隊長が微笑んだ
「分かった。副隊長と話して、兵を探す」
「ありがとうございます、隊長」
「自分の娘に弱くない親はいない。父として、アリアネの頼みを聞く」と、父上は久しぶりに私の頭を撫でてくれた。
つづく
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