戦いの前日、朝。
カエール侯爵は地図の置いてあったテーブルに軽く座った。
「アリアネ」
私が近づいたら、私の背中に腕を回し、距離を縮んだ。
「ワタシの命令を戦場で無視してから預かっていた剣を返すよ」とあの日以来触っていなかった剣を私の手に戻った。
都では長い剣が目立つから、基本カエール侯爵が渡された短い剣を持つことが多かった。護衛兵としてちょうどいい長さだったが、戦には向いていない。
戦場に来てから、もう二週間過ぎている。結婚式の二日後私たちは都を離れたが、この二週間私もカエール侯爵も戦場に出ることはなかった。でも明日は違う。
カエールは私にキスをした。一ヶ月ぶりのカエールの唇。一ヶ月ぶりに自分がなぜこの男を選んだか確認できた。
カエールの唇は愛しすぎる。
キスの後、カエールの首に腕を回したら、熱いと思った
「熱がありませんか」
「さっき薬飲んだから、大丈夫」と、話題を変えるために、また私にキスをしようとした
が、レオナ将軍が入ってきた
「もう兵を全員集めました」
レオナ将軍は全てを見通しと言わんばかり、私たちを見つめる。
「すぐ行く」とカエール侯爵は答えた。
つづく
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