物語33 | Thinelの世界

Thinelの世界

私の描く世界へようこそ


    居間にあったソファに侯爵は既に横になっていた。
    「アリアネ」
    「はい?」
    「地下に大きい書斎がありますから、読みたいものがあったら、どうぞ」
    「ありがとうございます」
    「ついでに、テーブルの上に大きい本があります。それを持ってきてもらえますか」

   私は本をカエール侯爵に渡していたら、侯爵は一つの手で本を取り、もう一つの手で腕を掴み、私を引っ張った。結局ソファに横になっていた侯爵の上に落ちてしまった。
   そして侯爵は言う
   「ワタシの南の薔薇
   自分の棘で愛する者を遠ざかり、
   自分でさえ傷つける」
  私が逃げないように、病人だと思えない力で私を抱く
   「なぜ拒む?
   なぜ逃げ続ける?」
  私は答えない。しかしもう逃げようともしない。
  「ここにワタシ達とおばあさんしかいないから」と侯爵は呟く
  侯爵の胸に私は頭をおいて、目を閉じた。息はまだ少し困難。心臓の音は、私と違って、落ち着いている。

                                            つづく
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 授業などもう始まったから、毎日いっぱい書けないし、いっぱい更新できませんが、必ず毎日一部だけでも更新しますので、よろしくお願いします!