居間にあったソファに侯爵は既に横になっていた。
「アリアネ」
「はい?」
「地下に大きい書斎がありますから、読みたいものがあったら、どうぞ」
「ありがとうございます」
「ついでに、テーブルの上に大きい本があります。それを持ってきてもらえますか」
私は本をカエール侯爵に渡していたら、侯爵は一つの手で本を取り、もう一つの手で腕を掴み、私を引っ張った。結局ソファに横になっていた侯爵の上に落ちてしまった。
そして侯爵は言う
「ワタシの南の薔薇
自分の棘で愛する者を遠ざかり、
自分でさえ傷つける」
私が逃げないように、病人だと思えない力で私を抱く
「なぜ拒む?
なぜ逃げ続ける?」
私は答えない。しかしもう逃げようともしない。
「ここにワタシ達とおばあさんしかいないから」と侯爵は呟く
侯爵の胸に私は頭をおいて、目を閉じた。息はまだ少し困難。心臓の音は、私と違って、落ち着いている。
つづく
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