ドアにノック
「ファオランです、ヴェンドメ准将軍」
「今部下と話し中なので、後で来てもらえますか」と侯爵は言う。
「分かりました」
カエール侯爵が私から離れる。前はそんなことしなかったのに。
「気持ちは嬉しいけど、上司として命令を無視したことを・・・」
「はい」
「明日と明後日の作戦は君は参加しない。剣を持つのも禁止。緊急な状況だけ許す。屋敷に戻ったら、どうするか決める」
「はい」
「誰かを守りたい気持ちは大事だけど、人を信じることも大切だ。戦場では必死になったところで、犠牲者を増やすだけ。軍人としてそれは忘れてはいけない、アリアネ」
「はい」
「服を着替えて、その顔を洗ってきてくれ。ワタシは先にファオランの所に行っているから、落ち着いたら作戦の説明を聞きに来て。明日アリアネの代わりにファオラン隊長を連れていくから、ここで待機してもらう」
「はい」
つづく
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