出発の準備をト整えて、馬車に乗った私とカエール侯爵だった。
「ドノヴァン公爵はかなり怒っていた様子でしたね」と私は向かいの椅子に横になっている侯爵に声をかけた
「いつものことですよ。末っ子のワタシはいつも思いがけないことばかりしているから、父上は休む暇がありませんね」
「侯爵はあまり反省しているように見えません」
「反省などしていませんから。アリアネに怒られたら、反省してもいいですが・・・」
「昨夜怒ったじゃありませんか」
「あれ?手あげた時、誘っていると思いました。ワタシの勘違いだったとは」
侯爵は微笑む。
「アリアネ、約束して欲しいことがある」
「はい?」
「戦場でワタシの命令を必ず従うという約束。破ったら二度と戦場に立たせない」
「肝に銘じておきます」
「それと、これからファオラン隊長の部下ではなく、ワタシの部下だから」
「わかりました」
「君の父親じゃないから、大目に見るつもりはない」
「覚えておきます」
「馬車は昼食のために止まった時に起こしてくれ」
つづく
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