そろそろ花粉の季節が到来。
今までは感染症の予防や咳エチケットの為にしていたマスクも、目的が変わって、これからは花粉の為に引き続きマスクをするというという方も少なくないと思います。
タイムリーな話題とすると『PM2.5』でマスクをするという方もいらっしゃるでしょう。
僕はマスクをすると顔の大部分が隠れ、表情が見えなくなり、接客の際に言葉と表情を連動させて応対すれことができないので、賛否両論あれど、咳エチケット以外のマスクをしない主義ではありますが、予防の為にマスクをしている方々を見てすごく気になることがあります。
それは『鼻を出して口だけをマスクで覆っている』という方を多く目にすることです。
思い当たる方いらしゃいますか?
本来人間は鼻呼吸をしており、換気が間に合わないような運動時や緊張時などに限り口呼吸をします。
(鼻詰まりの時もありますが…。)
つまり、口を覆ったところで、誰かと会話をする、食事をするなどの口で息を吸い込むことがなければ一切無意味であり、マスクをしないのとほぼ変わりはないのです。
鼻を出してマスクをしている方に数回質問をしたことがあります。
もちろん『なぜ鼻を出してマスクをしているのですか?』という質問ですが、答えはもちろん『苦しいから』というもの。
マスクをしているのに全く無意味な着用をし、揚句『苦しい』というなら、最初からマスクなどしなければよい、というのが僕の持論であります。
中には最近見かける『鼻にフィットするタイプのマスク』を、わざわざずらして上唇がとても痛そうな方がいらっしゃいました。正直僕も絶句でした。
現代のマスクは使い捨てタイプも含め、一般的なウイルスや花粉を99パーセントカットできる高性能マスクです。
その割に値段が安いから、高いものの方が高性能な気がしますが、箱に50枚入って使い捨てになっているマスクも、それ程見劣りはしません。
つまり、きちんとマスクをしていれば、インフルエンザはこれほど大流行はしませんでしたし、これから花粉症に対しても(吸い込む分だけは)鼻や喉は大体守れます。
しかし今シーズン、マスクをつけている人がこんなにいるにもかかわらず、これほどまでにインフルエンザが大流行した理由は何でしょう。
ここまでご覧いただければもうおわかりですね。
その理由の一つはもちろん『正しくマスクを着用できていないから』であります。
もう一つの理由としては『手洗いうがいがしっかりできていない』からです。
いくらマスクをしていても、ウイルスのたっぷりついた手で物を口に運んでは感染は必至。仮に気道粘膜にウイルスが付着しても、うがいを丁寧に行い、付着した粘膜からウイルスを洗い流せれば感染は避けられます。
『まほおのうがい』と言って、それぞれ『ま』『ほ』『お』の口の形でうがいをするというものです。それほど難しくなく、うがいをしながら『ま~ほ~お~』と言いえばよいのです。
ですからマスクをしない僕でも、今シーズン何十人とインフルエンザの患者さんと応対しても感染しないのです。
(そのほか、体調管理をしっかりしていますが。)
まだまだインフルエンザは猛威を振るっています。これからでも構いません。
花粉の時期に入ってもいえることですが、マスクは鼻まできちんと覆い、帰宅後や一定の時間で手洗いうがいをきちんとしましょう。