気まぐれ薬剤師日記。 -6ページ目

気まぐれ薬剤師日記。

とある気まぐれな薬剤師のブログです。

これを見て一人でも多くの人が薬剤師のことを知ってもらえたらいいなと思います。

専門的なことも書きますが、基本的に日記です。
気楽な気持ちでご覧ください。

今日も本職~アルバイト。

アルバイトでは相変わらず接客で引っ張りだこ。
嬉しい限りです。


さて私、不覚にも風邪をひいたようです。

あまりお薬について話す機会がないので、風邪をひいたことですし、たまにはお薬のご説明。

医療用医薬品について話してもいいのですが、そればかり話していては『それじゃ医師にお任せになっちゃうから参考にならない』と言われそうなので、敢えての市販薬で語っていきます。


基本的に『風邪を治す薬はない』というのが僕の基本的スタンス。
風邪を治すのは自己免疫力・自然治癒力だと思っているので、お薬はあくまでサポート役として思っていただければよいかと。

さて、僕自身のお薬の使い方ですが…
(個人差や症状によっても異なるので参考程度で思ってください。)

寒気や悪寒を感じ咳や鼻に違和感を感じる、いわゆる『ひき始め』の段階では、ココが辛いというハッキリした症状はないので『葛根湯』を使います。
漢方は本来、煎じ薬なので粉末を湯気がたつ程度の微温湯に溶かし、蒸気で鼻と喉を潤しつつ、お茶のように(少し熱いということもあり)数回に分けて飲むのがいいのです。

漢方に対して普通の錠剤やカプセルなどを『西洋薬』(漢方は東洋医学なので、西洋医学で用いられるお薬という意味で)と呼びますが、こちらはきちんと作用機序(何故効くのかという理論)を明らかにし、試験してデータをとっているので、熱や鼻や咳や胃腸や目の疲れなどなど『症状に対して』使われるお薬なのです。
つまりわかりやすくそれに準じて説明するならば、総合感冒薬(いわゆる風邪薬)は熱や鼻、咳などがなければ飲んでも何の効果もないのです。
『何か寒気が…』という訴えであれば、西洋薬を飲んでどうこうしようとするのは理屈上意味がない訳で、お薬飲んで夜更かしするなら、お薬飲まないでさっさと寝た方が治りは早まるし、強いて言えばビタミンや水分を補うだけでいいのであります。


では『ひき始めには薬はいらないの?』と言われそうですが、ちゃんとご覧いただいてる方にはくどくなりますが、ひき始めには『葛根湯』などの漢方がいいのです。
(ちなみに漢方は状態によって違うものが良い場合もありますので、そこは薬剤師にご相談ください。)

そしてビタミン(B群とC)や水分を補い、ひたすら寝る…これが僕流風邪の対処法です。


そして西洋薬は僕はどのように使うかというと、朝起きて仕事に行く際『熱っぽい』『咳や喉が…』などの症状がある時に『症状を一時的に抑える』目的で使います。
もちろん朝起きても『違和感』程度なら葛根湯を使います。



さて、再度市販の西洋薬の風邪薬をバッサリ切りますと、『症状を一時的に抑える』ものであって、『治す』ものではないということです。
つまり『一時的に症状を抑え、騙し騙し体を動ける状態にしている』ということなんです。
(※正確には『治す』という部分もあるので、誤解を招く表現を敢えてしていますが、『西洋薬が風邪を治す』と思い、『飲めば翌朝にはスッキリ』『風邪薬飲んでいるのにいつまで経っても治らない(聞いたら夜更かしして遊んでいるとのこと)』という方がいらっしゃるので、誤解を解く為に敢えてこのような表現をとっております。)


語り始めればキリがないので、今回は風邪薬の選び方~初級編~という感じで、ここまでにしておきます。


…ということで、葛根湯とビタミン摂ってさっさと寝ます。

明日が日曜でよかった。
(´ω`)