元社長のビジネス講座、3回目は、
役員とは?何か?役員は何の仕事をすべき?
という話。
実は、役員って言葉は定義が微妙な部分がある。
というか、会社によって扱いが違うところがある。
実際のところ、会社によって、役員の役割も、やってることも、かなり違います。
課長、部長というのは、おおよそ、数人の会社から数千名、一万人を超える
従業員の会社でも、なんとなくイメージがつき。
どの会社でも、なんとなくは似た責務を負う。
が、役員とは?
どうでしょうか?
よく名刺の肩書に、
部長、課長、社長などと、同列のごとく
「取締役」などの肩書が書かれるので、
その同列として考えがち、で、実際に、その職位に組み込まれている場合もある。
ですが、、
よく考えてください。
会社の実務をやるのが社員。
会社の事業を成り立たせている部分です。
トップは、社長になり。
経営の全般を掌握して、会社を成り立たせます。
社長肩書には、代表取締役という名もあります。
社員側のトップと、役員側のまとめ役。
そんなところです。
株式会社の場合。
経営に関する最終的な判断を社長が行うにしても、
もし間違った判断で突っ走ったら?
など、最悪の場合にも備える意味もあり、
別な組織体があります。
役員会、株主総会。
役員会とは、考え方や定義、会社により違う部分ありますが、
会社の実務、事業自体を行う組織ではなく。
そこに対しての経営戦略や、そこに対しての道を踏みはずさないよう、
指導できる立場。
経営方針を決め、経営を維持して行く重要な組織となります。
役員会決議で、役員人事なども変更可能。
ただ、最終的権力は、株主総会が上になります。
さらには、会社の金銭的、支配権など含めた部分で
株主総会があります。
通常、株主総会は出しゃばらないです。
ここは、会社の経営自体すら、基本は直接かかわらない。
株主総会は、株による会社自体の権利となり。
最終的には、ダメな社長の解任までできます。
社長が、株の過半数以上持っていると、ほぼ意味なさないですが。。
という具合で、
現実の会社では、本来の定義とかとは別な側面がありますが、
役員というのは、課長、部長、その上の役職。
というのとはちょっと違います。
さて、その役員。
どういう人がなるのか?
社長は、起業すれば簡単になれると書いてますが、
役員は、そういう意味では、ちょっと簡単にいかないです。
たまたま、起業する人が側にいたとか、なら簡単になれる可能性ありますが、
一般社員から上がっていって
役員になれるかというと、かなり厳しい。
一般的に、本部長、事業部長クラスになると
役員肩書もつく、なんていうことはありますが、
そうでもない限り、役員になるというのは、
なかなか無い。
で、その本部長や、事業部長は、どうやったらなれるか?
まあ、どこの会社でも、このクラスになるのは
非常に難しい場合が多いです。
大企業でも課長までなんとかなれても、
部長席は限られているので、プロパーのごく僅か
100人に1人に道があるとか、そんなもの。
事業部長、本部長は、もっと狭き門です。
しかも、このクラス。
外部から採用ということも多々ある。
プロパーがどんどん辞めていく会社というのがありますが、
当然、そうなる組織の場合は多いということです。
非常に、
役員、取締役肩書は難しいということです。
ところで、
その、
なるのが難しいはずの役員、取締役。
ならば、相当なビジネス手腕の人しかなれないと
思われますが、、、
現実は違います。
ダメ社長が、世の中多いのと同じく、
役員、取締役としてダメな人も、また多いです。
なぜ、そんなことが起きるか?
いろいろ理由はあります。
1つは、出世欲で、
課長、部長がやる仕事を学び、
課長、部長と順次上がっていき、認められることにより、
事業部長昇格、あわせて役員登用。
なんてことはありがちですが、
この役職、仕事を教えてもらえない可能性があります。
かなりそういう可能性が高いです。
ただでも、部長以上は席が少ない。
いわば、同僚での蹴落とし合いを抜けて
始めて得られる席。
役員の仕事が何かなんて、誰が教えるか?
役員は、フロア内でお誕生日席か、個室。
何の仕事してるかなんて見えない。
なんなら、席にいない、社内にいない時が多い。
結果、役員がすべき仕事を知らず、わからず
役員となる人が多々います。
他にも
1つ目と同様ですが、
社内が社内政治中心に動いている会社。
政治により、優位な立場にいられた場合に
役員に登用される。
が、やはり派閥内であっても、
役員の仕事を教えられる機会がない。
登用されるのは実力ではなく
政治力のため、役員の仕事がわからない。
仕事がわかっても、どうこなせばよいかわからない。
現実、私の周りに、
そういう人がいたので、
役員とはどう、という話を教えた経験が数回あります。
なんなら、経営会議の資料を作ってあげたことも数回。
などなど、まあ役員、取締役なんて肩書でも
仕事出来ない人は多いものです。
さて、じゃあ、
役員、取締役は何が仕事?
ダメ会社は、
そもそも、役員って部長程度の仕事しかしてないです。
では、本来なら、、
簡単なところからいくと、
事業部長、本部長の仕事。
あくまで一面。
ですが、簡単に言えば、
小さい会社を経営するようなこと。
一事業のすべての責任をもって。
一事業を遂行する。
事業計画、予算計画を立て、実行する。
これは、そもそも部長レベルでもやることだが、
これを経営レベルとしての責務を負って、
実行すること
経営判断も入れて、先行投資などまで組み立てる。
これが仕事。
そして、その為に、
部長配下のコントロール。
組織、実務の把握をして、経営的に、
部門を統括して事業計画達成に導く。
こう書くと
事業計画書いたことある人なら、
ちょっと簡単とも、とる人もいるだろうが、
そもそもの事業計画。
そこの見直しが出来るか?
型どおりの事業計画が立てられればいいわけではない。
実際に、売り上げ、利益を達成できないなら
責任を負う。
怒られて終わりではないのが、この立場。
失脚あるということです。
ならば、事業計画は、形がちゃんとしているとか、、
前例に合わせて合格点のものが出来ているとか、
そんなことは評価されない。
いかに、絶対に売り上げを達成するか、
そういうところにかかって、
そのための事業計画が立てられることが必須となる。
まあ、何千万円あっても
教えてもらえない。
予算を絶対的に達成していく
事業計画の立て方は
追々、ここで書きます。
自分は、
経営教わった時に、
会社全体が5億円の売り上げだったのを
数年後に、自分の部門だけで12億円
作り出しました。
これは、当時の社長に手法を教わって実践しただけで
自分が編み出した方法ではないです。
また、会社の力あってこそ出来たことではあります。
ですが、
実質の事業計画が立てられるなら、
こういう可能性はあるということです。
で、こういう事業計画を立て、
なおかつ、事業を遂行していくことこそが、
役員、取締役の仕事です。
さらに、これだけじゃないです。
ここら辺は、部長に指示すればよいことで、
部門管理はやって当然のごく一部、会社の経営が本来の仕事。
起業買収や、役員会動向、株主総会動向
会社の方向性についてのことを社長とやっていくことが本来の仕事です。