「社長」とはどういう人か?何なのか?

偉くはない。

あるべく姿の社長とは。

そういう話です。

 

役員、社長やってる人以外に、企業を目指している人、

その他の人にも、

世の中の社長、役員とは、どういう人。どうやったらなれる?

という話。

 

自分も社長、役員経験もあって、尚且つ、

従業員、数十人の起業から数千人、1万人を超える企業まで

入り込んで仕事をして、役員、社長とも接してきた中での話。

さて、まずわかりやすい話。

 

社長から。

 

社長

普通の人は、まずなれないと思っているし、なるには何が必要か知らない。

が、実は、簡単になれる。

なる為に何が必要かすら、あまり考えずともなれる。

起業し、会社を登記すればいい。

それだけ。

 

起業の仕方、会社の作り方は、いくらでもネットにも情報があるし、

社労士、会計士を使えば、それほど悩む必要もない。

お金も、以前、自分が会社作った時は、株式会社作るのに、1000万円必要

だったが、今は、数十万円も用意すれば大丈夫。

社長なんて、なろうと思えば簡単になれるのです。

 

ただし、ここからが重要。

社長になったからといって、ビジネスは成立しない。

簡単に会社は作れるが、簡単に潰れます。

現実、さんざん考え、調べ起業したのに、数か月、半年で潰れる会社は

非常に多い。

個人事業主、飲食店経営者とかなら、よく知っていること。

 

ということで、

まず、社長といっても、すぐに消えていく人たちがいます。

 

その他、

2代目社長。

これも経営ではよく言われることで、現実、2代目で会社潰してしまうケースは

未だ多い。

どうしても、社長というのは、給料が多い傾向があり、

その子供は、小さい頃から、多くのお金を手にする傾向がある。

そして事業を継ぐと、

起業した苦労もしらないし、

現実見えている、経営数値が、危機であることに気づきにくい。

会計士などに指摘されても、大丈夫だと高を括る傾向もある。

全部が全部ではないが、

2代目というのは、そういう傾向が強いものです。

 

大手企業などでのプロパー社長。

たいていは、のし上がるだけの実力は持っています。

大手では、部長にすら簡単になれない。

実力や、人とのつながりなどまで併せ持つ人です。

ところが、違う現実もある。

大手社長なのに、まあ、経営の基本すら知らない社長というのは

存在します。

企業の土壌、ポリシーというのは、

受け継がれる部分が大きく、

元が悪いと、悪い部分が受け継がれる。

社内での政治ばかりだったり、

無責任でいながら手柄だけ横取りが通じるなど

一部の変な力量だけが評価されて

這い上がれる会社があります。

今でも。

なので、そういう経営の基本すらおさえてない社長がいます。

 

外部採用の社長

これも、また2パターンに分かれます。

外部を入れるということは、

内部のダメな部分を解消する意図があってのことですが、

現実は、そうならない会社が多い。

 

せっかく、外部から、それなりに実力ある社長を引き入れても、

株主的権限がなく、たんなる雇われ社長と化す場合は結構多い。

本人の実力の無さかもしれないし、

どうにもならない、土壌の場合もある。

株主総会の実権者がすべて握り、社長は所詮お飾り。

 

もう一方では、本来の意図のごとく

会社を一気に改革していくような社長もいます。

 

ということで、これは一端の話ですが、

「社長」とは、そんなものです。

偉くもないし、人として優れているとも限らない。

むしろ劣る人もいます。

 

今回は、ビジネスとしての立ち位置について、ほぼ触れませんが、

社長とは、そういうさまざまな人たち。

 

偉さについて。

社長=偉い。

世間の通念となってますが、

そんなことはないです。

ビジネスマナーとして敬語を使うのは当然でしょう。

ただし、だからと言って、特別扱いすべき人か?

違います。

とくに社長に、そういう自覚がない人ほど、

ダメ社長と考えられます。

 

なぜ、社長という位置づけがあるか?

あまりにも当たり前のことを知らない人が多すぎる。

 

自分は、起業家を目指したところから、

組織の在り方についても勉強していき、

気づくのは、

 

ビジネスには、「意思決定」が必要。

自分は、これを説明するとき

「意思決定ルート」という言葉を使います。

 

組織論、経営論の重要なポイントの1つ。

 

どんな仕事であっても、

複数人で仕事を進めた場合、

その関係者が、どれだけ優れていても、

どれだけ良い人格の人が集まっていたとしても、

意見の対立が起きます。

むしろ、優れた人が集まると意見はどんどん出るので

対立は起きやすい。

 

こういう場合、

基本は、民主主義的考え方がされ、

多数決とかになるのが普通ですが、

やはり、綺麗に決まるとは限らない。

また、議論、検討する時間を多くかけることも

経営的損失になりかねない。

 

そこで必要なのが、

「意思決定ルート」

どの段階で、どれだけの時間かけて、どうやって決定しいく。

そういったことを決めておくことで、

長時間の会議などでの、タイミング、人件費などの損失を防げる意味もあります。

 

で、これには、

この決定にあたっての上下関係が必要になります。

それこそが、会社の「組織」

課長、部長、社長といった肩書配置。

(職位とは別途、プロジェクトで組むのもあり)

 

この意思決定ルートの実務経営的頂点こそが社長。

社長は、決定に関しての実権を持ち。

さらには、重い責任も同時に持つ。

そして、ここまでで決定できないことは、

株主総会に対してのつなぎ役ともなる。

 

「社長」は偉いのではなく、

実務の決定権の頂点だということです。

 

世の中の社長。

かなりはき違えてる人多いですよね。

 

よく考えてほしい。

なぜ偉い?

偉い理由なんてないよ。

 

どこに権力を使うべき?

使うところ間違えてない?

 

社長になるべく人も、

社長を見る人も、

社長とは何か知っておくべきです。

 

ちゃんとこういう当たり前のこと、

基本を知っている社長は、

偉ぶらなくても、

本当に偉人的な風格を持ちます。

見た目じゃないよ。

尊敬の念に値するようなところです。

 

経営危機には

自ら陣頭指揮をとり、

自らまずは給与カットなどをかしていく。

権利を振るうと同時に、

自分の責任を一番負っていく。

これが当たり前の社長の姿です。

 

最後に、これは綺麗ごとじゃないですよ。

基本、当たり前。の話。

こういう基本を無視したビジネスはビジネスとは呼べない。

実際、コケる要素を多く生むだけです。

 

権力振りかざす。

社長になれば、いくらでもやりようはある。

ですが、果たして、10年もついてくる人がいるか?

経営危機に、人員カットから始める。

そんな人についていくか?

社員のやる気がなくなったら、どれだけの損失?

当たり前のことをやらないと、

一見、一時的には儲かる場合もあるが、

5年、10年では莫大な損失を生む。

 

経営とは、

世の中の節理。

当たり前のことが重要で、基本。

それを担う人こそ社長だということです。