王様の忠臣となるもの24名が誰かに殺された。
誰が何の為に殺害し自分は誰と何故戦わなければならぬのか証拠を見つけよ。これが現王からの勅命だった!
廃位される前に慶昌君様から頂いた、元より王様を無事 開京にお連れすれば、迂達赤の職を辞め平民として暮らしても良いと押印のある、許可書を見せても現王は簡単には引き下がらなかった。ヨンは王命を断る事も出来ず、女人との約束を1日2日待って貰うため典医寺にウンスを訪ねる。
そして薬草園で元気そうなウンスを見つけほっとする
女人は泣いてない!顔を合わせるのはやめて置こうと思った。手の掛かる女人の警護に必要な事をあれこれ考えながら、目の眩むような高熱の辛さをしばし忘れる。
ドラマでのこのシーン…好きでしたね。ヨンがそっと覗いてふふって笑うんです。今にも倒れそうで死にそうな顔なのに。
チャン・ビンに見捨てられ一人取り残され大騒ぎして挙句に膝まで怪我して。
小説は家具の角にぶつけたんですね、ヨンはそれも見ていました。
その後 ぶつけた足を見ようと裾をたくし上げる。ヨンは思わず顔を背ける。
ウブな隊長…痛みで泣きそうな女人の目は輝いたままだ!あの目は…忘れた方がよさそうだ…自分の心はもう動き出してる証拠ですね、気がつくのはもうチョイ先ですが。
徳成府院君キ・チョル
ヨンは初めて会うこととなる。そして最後の最後まで命がけで戦いを挑むことになる徳成府院君キ・チョル。
実在の人物でドラマ以上に悪い奴でした。
この一族を排除した恭愍王はやはり、政治の面ではやり手だったんですね。
ドラマでは忘れられないシーンが甦ります。
最初から犯人は解っていました。
ヨンはキ・チョルの屋敷の祝い事の最中に乗り込みます。偽りの勅命書を持って。
王様が高麗に10年ぶりに帰ってきて初めの王命であると
「뎍성부원군 나리」 トクソンプウォングン ナリ 徳成府院君様
チェ・ヨンは一言一言さらにハッキリと声に力を乗せて言う
「ゆえに竜顔を拝するが如く跪き、指を衝いて頭を下げ威儀を正してお受け願います。」
고개를 숙이고 コゲルルソギゴ このシーンのご立腹は本当に見事なまでに王を守るウダルチの隊長!小説ではちょっと想像できません。
体はすでに限界を通り越していた。