前に姑の認知症の話を書きました。
悪戦苦闘の毎日ですが、ともあれ何とか現状維持を保っています。
先日私の兄より電話が来ました。普段から連絡をしたり貰ったりする兄妹ではない私達。兄が2人に弟が1人いて4人兄弟の女1人です。
年に1度、夏にメロンを贈りその時「着いた ありがとう」位です。
嫌な予感の中、母の認知の話。
今年4月に一人で住んでいた母は兄に引き取られて快適に暮らしてると電話で話しをしたのが、6月でした。
半年の間に一体何があったのか?
介護度、要介護1 姑と同じです。いわゆる まだらボケ
母に会ったのは2年前の8月 その時も異常なし!
その秋に初孫にあたる娘が行った時も異常なし!
兄に引き取られる時も異常なし!
たった半年ですっかり変ってしまった母。
余す…手に負えなくなった事を私達はこう言います。
姑と毎日戦っている私は長男の嫁の気持ちが良くわかります。
電話の内容はこうでした。やっとケアハウスに入れる事になり、本人も面接をして、納得したのに、急に行かないと言い出し、ハンストを起こしている。何とか一人娘の私に説得しに来て欲しいと。
母と電話で話しました。とにかく、どの部分が認知か解りません。
母は間違った事は言ってません。
ただ、行きたくない理由 知らない所に行きたくない。
母の普段の行動を嫁に聞いて見ました。1番我慢が出来ない部分はどこか?何を言っても全部悪く受け取るらしく、その度ハンスト。
仕事を持ってる嫁はけんかになっても朝と昼のお弁当を作って仕事に行ってるとのこと。叱れば泣く。わめく。ハンスト。
聞いただけでも、頭が下がります。一体何が気に入らないのか?
本人に聞くと嫁には迷惑かけて、申し訳なく思ってると言います。
「わがまま言わないで入所できる所、あっただけでも、ラッキーなのよ」
母はこの言葉で「解ったあんたの腹の中!死んだら化けて出てやる!」
こんな事を母の口から出るとは、いやはやびっくりしました。
私は笑いながら「おお~待ってるよ」母はそこで又笑った私に腹をたてました。冗談が全く通じない母…その日は兄嫁に今日はだまって無視してくれるようお願いして電話を切りました1日2日食べなくても死なないから大丈夫だからと。
そして昨日の夕方また兄嫁からの電話、そこのケアハウスは来月の5日までに、健康診断書を添えて契約しなければ、白紙に戻り同じ日に面接を受けた別の人が入所する事に。母は行きたくなくても行けば良いんでしょうとご立腹で、とにかく行く事になったので、もう一度私から念を押してほしいと。
母は「又あんたが何の話しよ」一体何処が認知なのよって思うぐらいしっかりと受け答えしてました。入所したら会いに行く約束をし母が自分の息子達より好きな主人と初孫の声を聞いて、やっと 「ちゃんと行くから」って言ってくれました。さすがに辛かったですね。電話が終わってやれやれと遅いご飯を食べてたら今度は姑の電話に私は身震いがしました。昨日も元気良く、同じ話で電話を受けました。いつか私も娘にこんな精神的苦痛を与える時が来るんだろうか?どうすれば避けるに良いのか?特効薬も予防の方法も実際には無いという認知症。がんは早期発見で完治できるけど、認知はせいぜい遅らせる位だと言われています。
認知症と解ってから3年目の冬を迎えます。昨日はTVが付かない!付かない理由。昔 共同アンテナだった小さな町では、お金を払ってました。そのお金を払ってないから、線を抜かれたと本当に思ってる姑。年に何度か騒ぐ出来事です。