おばあちゃんは、苦労が顔に出ているような人で
とても働きものなのですが、
にこやかな人というよりは、気難しく、普段の顔は眉間にしわの入った、しかつめらしい顔をしている印象でした。
嫁しゅうとめの仲もあまりよくなく、自由奔放な母の事はいつも苦々しく思っているようで、
ご近所の奥さま仲間と出かけたり、化粧をしたり、新しい服を買ったりすることに、いつも文句ばかり言っていました。
あまり大勢の人のいるところも好きではなく、あの楽しい農業運動会にも来ず、孫の運動会・学芸会もきたことはありませんでした。
そんな愛情表現の下手なおばあちゃんでしたが、彼女なりの愛情表現として、私たちに対しては、食で手を抜くことはありませんでした。
共働きで、母が夕食の準備をしてくれることは、日曜の夜だけでしたので、私たちはおばあちゃんの食事で育ててもらったようなものです。