みなさん如何お過ごしでしょうか。
コロナ禍から当初は
5月7日には終息する、なんて
何の根拠もない予想から
その日になりました。
毎日当たり前に家を出て
当たり前に電車に乗り
当たり前に会社に行って
そんな毎日の繰り返しでウンザリしていましたが
実際にその当たり前がなくなって
さて在宅勤務だ、リモート操作だ、
テレワークだと言われ
見様見真似でゴールデンウィークになり
明けて今日、何にも変わらずに
まだまだ先の長い非日常は続く訳です。
さすがに地下鉄も幹線道路も
人が溢れていると言う事はなく
久しぶりにスーツを着て仕事に行くと
何やら気持ち悪い
なんだろう、この胸くそ悪さ。
吐き気、そう嘔吐感。
サルトルの名作『嘔吐』、昨夜再読しました。
実存主義の聖典とされるこの作品、
以前に読んだ時は途中でフェードアウトして
何が面白いのかわからないまま
投げ出した本です。
ドストエフスキーは高校、大学とチャレンジして
結局社会人になってから読破し、
その面白さ、偉大さを感じて
やはり小説の最高峰に違いないと感動しましたが
サルトルの『嘔吐』は
今回、読破こそして、半ば共感もあり
かつなるほどと感心しながらも
あぁ、面白かった!とならない。
当たり前が当たり前でない。
きっとコロナのせいで
脳も腐ってしまったんでしょう。
とやかく言う前に
まだまだ読むべき本は山の様にあります。
くよくよしてないで、次々行きますよ!
それこそ日常の様にね!!!