The Jam The Gift | mizuochi understanding

mizuochi understanding

ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

 

足を怪我して暇なんじゃないかと

 

それならこの詩を訳して欲しいってリクエストが来ました。

(暇じゃないけど、、、)

 

The Jamのラストアルバム「The Gift」から

タイトルナンバー「The Gift」。

ポールウェラーの作品です。

 

 

The Gift / PaulWeller(TheJam)

 

 

Move,Move I've got the gift of life
Can't you see it in the twinkle of my eye
I can't stand up and I can't sit down
I gotta keep movin'
I gotta keep movin'
All the time that gets wasted hating
Why don't you move together and make your heart Feel better

Groove
Groove To the beat of this drum
Feel it in the wind and the warmth of the sun
Don't sit down and don't stand up
Keep on movin'
Keep on movin'
Think of the future and make it grow
Why don't you move together an' make your heart Feel better

Take a pinch of white and pinch of black
Mix it together and make a movin' flavour -

Take a pinch of white and pinch of black
Tell you move together an' make your heart feel Better -


MoveMove We got the gift of life
Go and shout it from your roof mountain top
Give it to me once and give it to me twice
We gotta keep movin'
We gotta keep movin'


 

ザ・ギフト

 

動け。

それは人生の贈り物

見ることができなくても

立ち上がることも、居座る座ることができなくても

動き続ける

動き続ける

憎む時間など必要なく

動いた方が楽しいはず

 

グルーブ。

ドラムのビート

風と太陽のぬくもりを感じて

座ってちゃいけない、立ってもいけない

動き続ける、動き続ける

未来を考え成長するため

一緒に動いた方が楽しいだろ

 

黒人だって、白人だって

一緒にやればイイ感じ

 

黒人だって、白人だって

一緒にすれば気分も良くなる

 

 

動く。

それが人生の贈り物

屋根の上、山頂から叫ぼう

一度、だけじゃない、二度目も

僕らは動き続ける

僕らは動き続ける

 

(訳・mizuochi)
 
約5年間、頂点にたどり着いたジャム。
最年少ながらソングライター、ボーカル、ギタリストのポールウェラーは
「このメンバーでやる事はもうない」と突然の解散宣言。
 
その後のポールの活動を見れば納得も出来るのかも知れませんが
当時はイギリス全土のみならず、全世界のロックファンを驚かせ
日本の数少ないモッズ(本当にホンモノかはさておき)たちにも悲鳴をあげさせた
一連のラストアルバム。
 
その中でも最後の11曲目に収録されたこの「ザ・ギフト」タイトル曲は
まさに世間に対するポールのザ・ジャムにおける最後のメッセージ。
 
動かないでぶくぶく太る、そんな真似は彼に出来なかったのでしょう。
熱狂的ジャムファンに対するポールからの本音じゃないでしょうか。
 
当時、僕は大学1回生で、音楽部に所属していました。
秋の学祭で音楽部のスーパーバンドを作る事になり
1回の僕がボーカルで、このアルバムから
「ラン二ングオンザスポット」、「ハッピートゥゲザー」とこの曲を演奏しました。
それ以外の曲がツェッペリンとかクラプトンなど、ジャンルの節操もない選曲でしたが
4回生部長のドラム、3回生でクラブNo1のギター、2回生のパンクベースと
部内で一番上手いとされている諸先輩方との演奏に緊張はしませんが
大いに刺激を受けた事を思い出します。
 
今、再びこの「ザ・ギフト」を訳してみると
変わる事の大切さ、進歩への挑戦こそが人に大切であるという
ポールウェラーのことばとして響くモノがあります。
ラストを飾るこのサウンドがモロのR&Bであり、モータウンである事が
The Jamを解散させなければならない理由であるという
ブルースフォクストン、リックバックラーへの皮肉であるのは
ファンとしては悲しい限りではありますが
そんなセンチメンタルよりも彼はエボリューションを望んだことを評価したいと思います。