The Small Faces | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

今日から3月です。

まだまだ寒い日は続いていますが

なんとなく3月と言うと、春です。

ドラムがいないとか、誰がどうとか、そんな事はさて置き

永遠のアイドルバンド、The Small Faces で盛り上がってしまいましょう!




このバンドほど、英国モッズに多大なる影響を与えたバンドはいません。

アメリカではほとんど不評ながら、イギリスでは超アイドル!

バンド名からも分かる様に

Small→小さな  Facec→顔役!

カッチョイイ!!

Faceという単語は、単なる「顔」「表情」とかでなく

当時のMODの間での「リーダー」みたいな、それも「ちょっとイケてるリーダー」みたいな意味です。

イギリスMODな雰囲気のあるキーワードです。

フェイス!という、発音もイイ感じですよね。

それと曲。

R&Bベースながら、超POPなシングルヒットバリバリのメジャーなキャッチーサウンド。

それをボーカルのスティーブマリオットが想像を絶する、まるで黒人か!?と言わんばかりの

シャウト唱法で歌いまくり、ロニーレインのセンス抜群なベースラインが支え

オシャレな感覚とロックンロールフィーリングのあるイアンマクレガンのオルガン、

ケニージョーンズのドラムは後にライバルバンド・TheWhoにも通じるドラミングで

僕にとって、バンドサウンドの理想とも言えるバランスを当初からフル回転して聞かせてくれます。

デビュー曲「ホワッチャゴナドゥーアバウトイット」は2ビートのモッズナンバーでセンスの良さを魅せつけ

2曲目「アイブガットマイン」は売れなかったですが、とても通好みの同じ路線。

3枚目でキーボード・イアンが加入して「シャラララリー」をヒットさせ、ここからPOP路線がスタートします。

正直、バカみたいにストレートで恥ずかし気もなくPOP。

なのに、演奏する人のセンスと味で、ここまでロックに仕上げてくる辺りが普通のバンドじゃない所以。

僕はスモールフェイセスが永遠の理想、かつ、アイドル。

こんなバンドは、他には全然見当たりません。

カッコ良くて、カワイクて、センス抜群で、ロック臭い。

もはや褒め言葉しか思いつきません。

ファーストアルバムを聞き直して見ると、いつも初心に返ります。