こんなプレイヤーがいた!さびしい詐欺師③ | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

めっきりと秋になって来ましたね。

窓を開けて寝てると風邪を引いてしまうほど涼しさ、、、。

でも、どうせ秋の期間なんかアッ!と言う間に終るんだろうなぁ。


さびしい詐欺師③

市民会館を借り切っての大コンサート開催。

実は、僕らのバンドは最初から声が掛かっていた訳ではなく

他の3バンドでスタートしていた様です。

そんな関係でチケットが既に出来上がっていて

僕らのバンド名が入っていません。


、、、、、、、出演・キャロル、アナーキー、甲斐バンド、、、。

あ、このネタ、以前の話しでもしましたね。

このコンサートを企画したのがVです。

途中から主催者じゃなくなったというか、存在感が薄いから前から下がったようなと言うか

会場費とかは彼が支払った筈ですが、誘ったバンド連中はパンクロッカーが中心の

ゴクツブシ揃いでしたから、さぞや大変だったと予想出来ます。

まぁ、その辺の事は「ホンモノのパンクロッカー」で書いたので割愛しますが

Vの企画はそれ以来、僕らバンド連中には声掛けがなかったです。


しかし。

当時のウチのベースがバイクに乗っていて、バイク連中に何やら怪しい企てがあったようです。

何でも、バイクの改造用パーツやらを格安で売っていた様でベースも買ったみたいです。

ところがある日、普段大人しいベースが激怒して教えてくれました。

どんなルートかは分かりませんが、Vは盗品を仲間うちに売りさばいていた様です。

ベースに頼まれて、そんな仲間を売る様な事をするヤツは成敗しないといけないので

暴力を振るう訳ではありませんが、思い切りビビらせてやりました。

もう2度と俺らの前に現れるな!と。現れたら顔の骨折る。と。怖い~!!

それからVとは交流がなかったのですが、大人になってから

車メーカーの営業をやってたり、コンビニを開業したり、旅行代理店を経営したり、、、。

相変わらずの事業好きの様で、遊びを本業としているのか、いないのか、

口先だけで生きているようですが、10年ほど前に駅前のカレー屋でお互いの家族と出くわしました。

(おお、久しぶり。元気?あ、コレうちの家内。そんで、息子。)

慣れなれしく自分の息子たちに挨拶させて、これがまた中途半端に行儀がよく、

相変わらずの作り笑いにヘドが出そうでしたが、ご家族には罪はないので手短かに挨拶しました。

1年ほど前、中途半端に太った丸顔で、駅のすれ違い様に大袈裟に名前を呼んで、駆け寄って来て、

とりあえずと名刺をくれました。

○○ツーリスト  課長 ○○○○

、、、、。 





不景気のあおりで自分の旅行代理店は畳んだようです。

たぶんアイツは、死ぬまであのままで、ずっと誰にも信頼されずに

誰かを中途半端にダマして、悪気もなく死んで行くのでしょう、、、。

そんな人生って、楽しいのかなぁ、、、、、。



(さびしい詐欺師・おわり)