今日もDr.Feelgood の続きです。
タイトルで「リー・ブリロー」とありますが
書いている内容はウィルコジョンソンの話題の方が多いような、、。
いや、いや、実は今日触れるライブアルバム「Stupidity」(邦題・殺人病棟)から
このバンドに大きな転機が訪れるのです、、。
Dr.Feelgood Stupidity

デビューアルバムから1年以内に2枚のアルバムを発表し
勢いに乗るバンドが、次の年に出した3枚目はライブアルバム。
1975年9月発表で2か所のホールでの様子を録音したもの。
元々、デビューアルバムのおまけで如何にこのバンドがライブに定評があるか
魅力に満ちているかは承知の所ですが、ここまで間髪を置かずに
ライブアルバムを出しちゃうなんて、それ程話題になっていたのか
この当時の資料を見る限り無謀のような気もしますが、
実はこのアルバム、全英No1になってしまうんです!
内容的にはファースト、セカンドと同じ方向性、選曲で
オリジナル曲とスタンダードR&R R&Bで構成されており
何が違うかといえば、モロ彼らの真骨頂・ライブアルバムそのままという
シロモノです。
正直な所、テンポがズレたり、リズムがもたれたり、当然ミスもあります。
ライブですから。
修正や加工なんて全くしていない。
だから勢いをそのままパッケージされているというウソのない
彼らの生身の姿を切り取ったアルバムです。
そう言えばとあるクラシックの演奏家が僕の音楽を聞いて
不思議そうに
「なぜ早くなったり遅くなったりするのですか?」と聞かれた事があります。
多分、その方にはテンポが揺れたりするなどあり得ない世界なのでしょう。
理由は簡単で、悔しいかな、下手だからです。
しかし、それは彼らの中ではあり得なくても、僕の中では存在します。
別にロックだからという隠れ蓑に逃げる訳ではなく
存在するのは事実です。
なぜか?
カッコイイならOKだからです。
エラそうに言って、(アホか?)と意見されそうな発言ですが
それも含めて僕にとってアリなんで、許せない人には許せないかも知れません。
話しを戻します。
とにかく、彼らフィールグッズが最高な状態で走り出した3枚目に
本領発揮のライブアルバム。
無茶と思いきや、全英No1となって、これからスター街道まっしぐら!
と、思ったら2大看板のギタリスト・ウィルコが脱退表明してしまいます!
なんだかリーの気持ちも分かるなぁ、、。
せっかくこれから全開で!と、思った矢先の脱退表明。
かなり関係は悪化しつつ、最終的には修復不可能な状態となっての発表だったようです。
スタートからわずか2年少々で登りつめた!と思ったらこの様。
リーブリローは落ち込んだと思いますが
彼はそのまま消えて行くほどヤワじゃなかったんですね。
続きはまた!
しかし長くなるなぁ。
このままフィールグッドの歴史をずっと追いかけて行くとなると
超大作になってしまいますね。
まぁ、それはある程度にして行きます。
なにより今回までが最も重要なフィールグッド史(?)のポイントですから
ちょっとだけ自分と重ねて思い入れもあって長くなってしまいました、、、。