Best Player! Drum 3 Phil Collins | mizuochi understanding

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ロックンロールバンドのブログです。

こんにちは。

昨日にベース編でジョンエントウィッスルを紹介して
やはり本来の音楽ブログっぽいなぁ、なんて自己満足に耽っておりましたが
その次って訳ではありませんが、ドラム編で意外な人を取り上げてみようと思います。
で、何より僕は彼のドラムの音が大好きです!


Best Player Drum 3 Phil Collins




2011年、2度目の引退宣言が昨日の報道のようですが
彼は今、息子たちとたのしく過ごしているのでしょうか?

フィルコリンズはジェネシスのドラマーとしてキャリアをスタートさせ
ピーターガブリエル脱退後にボーカルをとるようになり
ソロでも輝かしい経歴を残しています。
僕が初めて知ったのはソロの大ヒットシングル「恋はあせらず」です。
「なんや、この髪の薄いおっちゃん、めっちゃうまいやん!」という感想でした。
それからすぐ後に、E,W&Fのフィリップベイリーとデュオで「イージーラヴァー」がヒットした時の
ドラムで再びビックリしたのです、、。

(めっちゃ、ええドラム叩くやん、、、!)

一度見て聞いたら忘れられなくなりました。
これぞ、ドラムの真骨頂。
それもサウスポー。





近所のバンド仲間にドラムの上手いヤツが2人いて
一人は普通にしっかりとしたハードロック系のドラムを叩くのですが
もう一人はサウスポーで、後々僕とも一緒にやるようになる男でした。
この男のドラムはバンドをするようになって最初にビビらさせれた一人で
ドラムだけでなく全パートこなすコンポーザーだったという事以上に
独特のビート感、(これは突込み・モタリ気味とかそんな意味ではなく)があり
それは左利き特有のモノのような感じがしました。

それ以来のドラムサウンドの衝撃で、フィルコリンズも左利きと判明して
すごく納得できたものがあります。

これはさすがにブログで書いてもなかなか理解されにくい、、、。

例えるのが難しいので同じタイプのドラマーはと言うと
あのイアンペイスがちょっと重いけど同じビート感を出しています。




どちらかと言うとドン、ドン、パカパカ!って感じでなく
リズムがジャストでキープされつつバタタタタタタッ!というフィルインが多い印象で
手数の多さと左利きの独特なタイム感が非常に心地良いドラムスタイルです。
(なかなか表現しづらくてスミマセン!)

誰かがフィルコリンズのドラムは素人っぽいみたいな事を言ってましたが
何を何を、フィルコリンズのドラムテクニックは相当なモノですよ。

ブランドXなるジャズロックバンドで叩いている彼のドラムを聴いて下さい。
確実に実力が聞き取れます。
またその他、レッドツェッペリン、スティングやクラプトンなどドラマーとして参加したり
時にはビッグバンドを組んでジャズを演奏したりと確実にドラマーとして実力を発揮しています。

もちろん、ソロのアーティストとしても非常に優れた作品をリリースしています。



そんな彼が引退を宣言するキッカケになったのは2002年の突発性難聴から
2009年の脊髄手術ではないでしょうか。
自身のサイトでは幼い息子たちとの過ごしたいとのコメントを出していますが
それまで仕事をし過ぎたせいもあるでしょう。
とにかく、この人は来る仕事は断ったことがないとの評判でしたから。

やはり、なんでもやり過ぎは良くないんですよ。きっと。