遅くなっちゃいましたが、11日(木)は、杉落研に行ってきました。
本来は第2,4木曜夜に行われますが、12月は第2木曜だけ。
つまりこれが、今年最後の杉落研でした。
私は先日の某デイサービスと同内容で、プレゼン&講談。講談は『加藤遠江守の諭し』、プレゼンはそれに関する内容。「覚えている自信がないので、講談は台本を読みながら」というのも、某デイサービス同様。
杉落研の皆さん、落語をやる集まりなのに、いつも私の勝手な興味につきあわせちゃって済みません。
 
その数日前の日曜日は、月1回の講談教室。こちらも今年最後でした。
そして、今ターム最後でもあり。
今回は、今やっている『加藤遠江守の諭し』を4分割し、そのうちの好きなところをやる回です。
私は、硬くなりガッチガチでグズグズになっちゃった2番目をもう一度。さすがにこれは原稿を見ず覚えてやれました。
それでも結構苦戦したけど、前回ほどは硬くならずにやれたようです。
 
この『加藤遠江守の諭し』という話。
簡単に言うと
「年上で禄高も上の加藤様が、若い浅野様に『吉良を斬るのはやめとけ』と諭す」
話。
それだけ書くと「立場が上の人間が、説教しに来る」話のように思えますが。
私には、台本を読んでも、加藤様がそんな「上から目線」で話しているようにはとても思えないし、思いたくない。
しかも、毎日恥辱を与えられ、心が病んでいるかもしれない相手に対して。
私には、自分よりも格下の相手に、いや、そんな相手だからこそ、ものすごく気を遣って、言葉を丁寧に選んでいるように思える。
そんな加藤様の優しさや誠意を、描きたい。
一方で
「うっかり偉そうな態度とっちゃったり、ちょっとでも言葉を間違っちゃったりすると、逆効果」
という「真剣勝負の緊張感」もあり。
そんなふうにできたらいいなぁ……なんて思っていました。自分の腕は考えず。
 
しかし。
講談教室で皆さんが読むのを聞いていると「加藤様の貫禄も大切だよなぁ」と思わされてくる。
特に年配の人のを聴いていると、やはり貫禄があってカッコ良い。
そういうのを見ると
「やっぱり、加藤様は偉そうにしておいた方がいいのかなぁ」
とも思わされる。
 
そんな状態で、数日後の杉落研でもこの話をやらせてもらったのですが。
結局、私は、最初に思った
「相手が年下だからこそ、誠意・愛情を」
「『ちょっと間違えたら逆効果』という緊張感も」
を意識してやっちゃいました。講談本編もプレゼンも。
 
終わって阿佐ヶ谷地域区民センターから帰る際。
聴いてくださったお方から
「『上から目線にはしたくない』という気持ち……わかりましたよ!」
と言って頂きました。
 
よかった。
ありがとうございます。
聴いてくださって、そして、私の勝手な思いも受け止めてくださって。
 
このやり方、間違っているかもしれないけれども、しばらくはこれでやっていくつもりです。
その前にこの話、台本なしでもできるよう、ちゃんと覚えなくっちゃね(笑)。
 
講談教室の皆様、杉落研の皆様、今年は有難うございました。
また来年も、よろしくお願いします。

一昨日の12月3日(水)は、善福寺川緑地公園近く某所にて、デイサービスのボランティア。
私は、プレゼン+講談『加藤遠江守の諭し』(赤穂義士外伝)をやらせてもらいました。
 
は?
かとうとおとうみのかみ?
誰、それ?

 


 
実はこの方、私も知りませんでした(笑)。
赤穂義士伝について不勉強な私。「ヤバい、知らないのは俺だけだったのかも」と思い、私なりにちょこちょこ調べる。


(「大洲藩」の画像は、「刀剣ワールド」さんの「大洲藩(おおずはん)[愛媛県] 」より引用)

その後。
ここ何日か前、地元の愛媛県育ちにこの人について訊いたら……「知らない」。
(愛媛の人でも、大洲のことはよく知らない人が多いらしい)
歌舞伎に詳しく、赤穂義士伝に詳しい方に訊いても……「知らない」。
 
なぁんだ。
知らないの、俺ぐらいじゃなかったんだ。
 
……って、安心している場合じゃねーよ。
この講談、普通にやったら9分程で終わる。
デイサービスでの私の持ち時間は、今回、40分。
そこで、プレゼン形式で「加藤遠江守」の説明をさせてもらい、ついでに「殿中松の廊下事件」についても(無知な私ながら)話をさせてもらい、その後、講談。
それでも持ち時間をかなり余らしちゃいますが……今回も、ベテランの方に甘えちゃいました。
しかも、講談『加藤遠江守の諭し』は全部覚えている自信がない。台本を読みながらやらせてもらっちゃった。
……ついにお客様の前で台本を置いてやっちゃったよ。
 
こんな感じで、今回も、聴いてくださるお客様に、そして杉落研のベテランの方々に、すっかり甘えちまった。
 
ちなみに。
落語家の立川志ら門さんは、愛媛県大洲市のご出身。ここの観光大使もされています。
ちょっとしたご縁があって、加藤遠江守について訊いたら……さすがに、よくご存知でした。
大洲の街は、映画『男はつらいよ』で【寅次郎と殿様】のロケ地にもなっているようです。 
 
皆様、本当に有難うございました。
また来月も、そして来年も、よろしくお願いします。

 



(プレゼン資料は全7枚。そのうちの4枚がこれらです)

またもや遅くなりましたが。
11月30日(日)夜は、末廣亭(@新宿)へ。休憩後の終盤から入りました。
この日のトリは、神田松鯉先生。演目は『荒川十太夫』。
歌舞伎にもなった話です。


この話、「赤穂義士外伝」ということになるのでしょうが。
派手な闘いがあるわけではない。勧善懲悪的なものでもない。
流れている思いと情(じょう)に惹かれてしまう。
その一方で。
今の我々から見ると、ただの「いい話」ではない、掟に縛られた侍社会の理不尽さや、緊張感もあり。
今年も良い時間を有難うございました。


すべてが終わり末廣亭を出ると、肌寒い。
「これから年末に向かっていくのだな」と思いつつ、新宿駅へ向かいました。

 


昨年の退院以後、会場に座っていられる時間は
・丸椅子(背もたれなし)→1時間未満
・パイプ椅子(背もたれあり)→1.5時間
・会場備え付けの椅子→2時間
が限界といったところ。
これを超えると、舞台に集中できない。
そういった理由で、あえて、末廣亭にも遅れて行きました。
これらも、少しずつ延びていったらいいなぁと思っています。
焦らず、ゆっくりと。