昨日(9日)11時半~12時半「鯉栄公開稽古~寄席復帰への道~」(@ユーロスペース(渋谷))に行ってきました。
 1時間だけの短い会だし、最近は、会場の椅子が安定して途中休憩が入る会なら2時間位の会でも大丈夫。それにかつて何度か行ったことがあり、定期券で行ける場所です。
 内容は
 
一、三方ヶ原の物見
一、寛永三馬術 誉の梅花 愛宕山
 
 の2席。
 
 やはり「さすが!」という感じ。
 連雀亭での小規模な公開稽古とはやはり勝手が違うようで、いわゆる「舞台の魔物」に苦戦したところもあったようですが、それを笑い・盛り上げに変えるのはさすが。
 まぁ、我々素人が勘違いしてこれに頻繁に頼るようになったらもう終わりですが(これを頻繁にやるのは、だいたい元々面白くない人)。
「真剣にやった結果、最後の手段」としてこれを、しかもこれだけ上手くやってのけるのなら「さすがプロ、コケそうになってもうまく回避!」という安心感がありますね。私としては「もう大丈夫!」という印象を受けました。
 
『三方ヶ原の物見』は、鯉栄先生がプロになって最初に覚えた読み物だそうです。
『寛永三馬術 誉の梅花 愛宕山』は、ネットにて私が初めて聴いた鯉栄先生の講談。
 何だか、いろいろ「初めて」に戻ったような心持ちになりました。
 
 この会は、鯉栄先生復帰のリハビリ的な面もあったようです。
 聴いていた私の方も、ある意味「会場で演芸を聴く」ことのリハビリになっています。
 この会は来月も行われ、私は既に予約を入れてあります。
 ということで。
 来月もまた、「会場で演芸を聴く」のリハビリを楽しくやらせてもらいますね。
 鯉栄先生、お疲れ様。そして、有難う!
 
 ……と思いながら、13時半から渋谷の予備校でやる個別指導に向かったのでした。

(「大河ドラマ大好き!」な人は読まない方が良いかも)
 録画した大河ドラマ『豊臣兄弟!』にて、ついに『三方ヶ原の合戦』の場面が出て来ました!
 ……ま、やっぱり短かったけど(笑)。
「ナレーションでさっと流すだけかな」と思っていたので、短いながら合戦の映像が流れたのは嬉しかったなぁ。
 
 ちなみに。(ここから大河ドラマ好きな人は読まない方はよいかも)
 私のことを「大河ドラマ大好きで、毎週楽しみにしている」と思われるかもしれませんが。
 
 あまり見ません。
 
 見る時には、録画したものを他のことをやりながら流すことがほとんど。
 講談に関係ありそうなところをわざわざテロップにしていますが、あくまでも、必要なところを必要な範囲で、です。
 まぁ「よくできているなぁ」と思うこともありますよ。作っている人たちの労力と才能には頭が下がります。
 しかし私には、ご都合主義で大げさ・大味・大雑把なところが多いように感じられて。
 放送される時間帯と大衆の期待を考慮し
「史実とされていることとは矛盾が起こらず、そこそこ歴史好きな人たちも、芸術・娯楽に触れる機会の少ない地方の人たちも、家族揃って楽しめるように」
 ということを考えたら、これが最適解なのかもしれません。現状では。
 脚本家・監督はそれらをよく考慮して作っているのでしょう。「みんな大好きパターン」を、そのままだと飽きられるから、多少ひねりを加え、何度も何度も。
「お金をもらって作品を」
 それは本来、こういうことなのかもしれないが。
 
 俺は、いらないや。
 
 というわけで。
 私に「大河ドラマのあのシーン、良かったよねぇ!」なんて振らないでね。多分、期待されたようには答えられないから(笑)。

 一昨日5月3日(日)は、月に一度の講談教室でした。
 教室内での様子は、後日書くことにして。
 私(今期は開口一番!)の番が終わり、いつものように、己の無力さに凹みながら他の人のを聞いていると。
 下から、聞き慣れた出囃子が聞こえてくる。
 
 ドーン、ドーン、ドンドン……
 
 太鼓の音。
 太鼓だけのこの曲……あれ、確かこれは……神田鯉栄先生の出囃子!
 ええっ!?
 
 教室は上野広小路亭の4階。
 そのすぐ下の3階では、この日、落語芸術協会の定席が行われていたのです。
 
 もしかして……これから、鯉栄先生の出番なのか!!
 
 鯉栄先生は5年くらいお休みし、今年になって復活。数回「稽古会」という慣らし運転的な会を開いたばかり。私もその「稽古会」に行きました。
 しかも。
 鯉栄先生は、松鯉先生のお弟子さんです。
 
 実はこの日、落語芸術協会の定席が行われていて、トリは伯山先生でした。
 ですから、出演者は神田松鯉一門でいっぱい。
 そして何と、松鯉先生ご自身もその中に!
 しかし、この日(3日)のこの時間は我々の教室と被っている。それもあって、先生ご自身は交互出演のお休みの日に指定していたのでした。
 
 あぁぁ……申し訳ない。
 
 この日は、指導の内容もいろいろ考えさせられるものが、いつも以上に多かったように思えます。
 詳しく書くことはしませんが……「その部分」そのものだけでなく、前後・全体の中でどういう働きをさせるべきか、よく考えて。
 そのためには、結局、この話が何を伝えるべきものか・何を感じさせるべきものか、よく考えなくっちゃねぇ……と、今さらながら、改めて。
 
 というわけで。
 今習っている『謙信の塩贈り』、改めてしっかり身につけようと思わされたのでした。