新作落語・新作講談をやる場合。
新作の著作権は、基本的に著作者の死後70年まで有効です。
この間、勝手に実演しちゃうのは、違法。
例外規定として、文化祭のように無料で演ることは認められています。しかしその場合でも、客からお金を取ったらアウト。
「お菓子代」「交通費」などの名目でも、です。
 
元々著作権は「著作者の死後50年まで」が基本でしたが、2018年に「死後70年まで」へと改定されました。
一度切れた著作権の場合、改定による著作権復活はありません。
例えば小説などにおいて、著作者の死亡で1965年からの場合、50年経った2015年には切れているので、著作権はもう切れています。
一方、1970年からだと50年後は2020年ですが、(2018年の改定により)この時はもう「死後70年まで」が適用され2040年まで。まだまだ著作権は有効です。
(宮崎県では『三文オペラ』2016年上演の際、これで直前になって揉め、上演中止に。しかし実は、適法な上演でした。あぁぁ……)
 
新作落語・新作講談をかけるアマチュアもいますが、著作者に対し無神経に演っちゃっている方も、中にはいます。
「それは違法だぞオイ!」と怒るつもりはありません。しかし「自分たちは違法なことをやっている」「あっちが本気になって裁判となったら、負ける」ということは知った上でこっそりやったらいいのに、とは思います。
 
ちなみに。
私は思うことがあり「知的財産管理技能検定」2級、「ビジネス著作権検定」上級を10年以上前に取りました。
しかし実務にあまり関係ないし、ずっと前に取ったので、忘れちゃったことや間違っていることも多そう。間違っていたら、教えていただけると幸いです。
 
あ、それと。
法律ではなく業界の「仁義」としては、報酬の有無に関係なく、元にした人の許可をとるもののようです。
これは新作だけでなく、古典の中で使うギャグやサゲについても。
まぁ、我々一般人がプロにお伺いを立てるのは難しいし、かえって相手に煩わしい思いをさせてしまうかもしれませんが、そういうもののようです。
また「自分でやる」のと「他人に教える」のとでは難易度が格段に違い(そりゃそうだ)、「他人に教える」場合、改めて許可が必要なようです。

今のところ、講談を人前でやらせてもらう予定は
 
6月10日(火)昼:某デイサービスにて『恩讐の彼方に』(菊池寛/原作)本番
6月12日(木)夜:杉落研会合にて『恩讐の彼方に』再練習
6月22日(日)夜:「講談勉強会」にて『恩讐の~』本番
6月26日(木)夜:杉落研会合にて『雪江茶入』(赤穂義士外伝より)練習
7月6日(日)夕:「杉落研 納涼寄席」にて『雪江茶入』本番
 
となっております。
明日10日(火)には『恩讐の彼方に』本番。
そしてこれが、先日買ったMY釈台(小型折りたたみ式)デビュー戦。
講談のできにも、初めてMY釈台を使うことにも、ものすごく不安があるのですが。
……ま、やるしかないか……

 

 

 

6月10日(火)に、某デイサービスにて講談『恩讐の彼方に』(菊池寛/原作)を読ませてもらいます。
これ、本来は6月22日(日)「講談勉強会」でかけるつもりでしたが。
ちょっとした事情で急遽、10日(火)にやらせてもらうことになりました。
 
頂いた台本だと20分超えるが、諸事情により縮めて15分以内にしたい。それには台本をいじる必要あり。
22日(日)にやる予定だが、その前12日(木)の杉落研会合で練習させてもらおうと、かなり急いで台本を編集しておりましたが。
さらにその前、10日(火)に某デイサービスでやらせてもらうことになりました。
事前練習より先に、本番が来てしまいます。
某デイサービスの方々、ごめんなさい(笑)。
 
昨夜、編集した台本でやってみると、14分ちょっと。
とりあえず、これでやってみます。
某デイサービスでは時間がかなり余ると思うので、またもや長めのマクラに挑戦し、本編もかなりゆったり気味にやるつもりです。
このできたばかりの台本で、4日後のお昼には、人前でやれるようになっていなくてはいけない。
大丈夫か?
 
今回も台本をいじっちゃったのですが、自分なりにかなり懸念している部分もあります。
 
・大切な部分をカットしているかもしれない。特に、頂いた台本では「善悪」に関する言及も出てきて、それがテーマのような気がする。しかしそれについては私なりに思うことがあり、あえて、カットしてしまった。
・「短くしなくては」と言いながらも、自分の考えで追加した部分がある。これのせいで、台本本来の良さがかえって失われているかも。いや、多分失われている。追加した部分は「講談」というより「青臭いお芝居」っぽい気もする。
・最後の部分も、自分なりにちょこっと入れてしまった。ここは何度練習しても、いろいろ思い出し感極まってしまう。慣れない。このままだと「演者だけが感極まり、見ている人は引いている」という地獄絵図になるかも。
 
しかし時間もないし、とりあえず、出来上がった台本でやってみます。