昨夜、6月24日(火)夜は、浪曲会「湧き上がる夜」(新橋)へ。
出演者は順に、京山幸乃さん、広沢菊春さん、春風亭弁橋さん。
・京山幸乃さん『米屋剣術』(浪曲)
講談の『吉岡治太夫』とほぼ同じ話で、少し違うところも。京都が舞台だけれども、清三郎(講談では清十郎)たちの喋る言葉は、はんなりした京都弁ではなく、勢いと愛嬌のある大阪弁っぽい。事実はともかく、私にはこっちのほうが合っているような気がする。楽しく笑いが多いけれども、力強いところも、ぐっと来るところも。
以下は私の個人的な話ですが。
「ここで断っても、他のところに行ってまた続けるならここで……」というところ。仕事でも「ここで難しさ・厳しさを改めて思い知らせても、それをやったら結局、甘い言葉を求め他所へ行って、そこでしゃぶり尽くされるんだろうなぁ」と思わされる事が何度もあったことを思い出しました。
「侍なら3年でできるところを、わしゃぁ6年、7年かかってでも……」というところ。「あぁそうだ。元々早口で滑舌も良くない俺が話芸を習い始めた時、こんな気持だったなぁ」と思い出しました。ということで、これからもしつこく講談の稽古を続けますのでよろしく(笑)。
・広沢菊春さん『笑う首』(浪曲)
講談・落語でもよく出てくる、左甚五郎の話。菊春さんは落語芸術協会の会員でもあるらしく、話が面白く落語家的。ちょっとふてくされたような笑いは故・柳家喜多八師匠と似ている気も。が、浪曲を唸りだすと広沢虎造っぽい声。おお! 子どもの頃に聞いた、広沢虎造による山本山の宣伝を彷彿とさせます!! この手の唸りを眼の前で聴くの、実は初。私にとっては貴重で面白い。ちなみにこの日、前の幸乃さんと菊春さんの曲師をつとめたのは、菊春さんと御夫婦である広沢美舟さん。流石、ぴったりだったかと。
お仲入り後、御三方によるトーク。それぞれのやり方で、場を面白く盛り上げます。
・春風亭弁橋さん『たがや』
元気で明るく楽しい落語がトリ。しかし、よく見ると汗をかいて熱演されていました。確かにこの話、戦うシーンがありそこで剣術・槍術も出てきますからね。最後は楽しく終わらせてくれました。
この日、近くに座っていた方から声をかけられ、前を通る時にうっかり私が足を踏んづけちゃったのかと思ったら、講談教室に入ったばかりのお方でした。
す、済みません!
大変失礼しました。
