皆様御存知のとおり、去年脳梗塞(小脳)で3ヶ月近く入院した私は、退院後もふらふら・ゆっくりとしか歩けなくなっています。
まぁそれは、せっかちに「どけどけぇ~!」な生き方をしてきた自分への天罰だと思っており、むしろその天罰のおかげで、ゆっくり動く事を心がけることができるようになったかも……なんて図々しいことを思っております。
それは置いといて。
昨夜、近所へ割引品を買い漁りに出かけた時のこと。
いつものように、ふらふら・ゆっくりと夜道を歩いておりましたが、ふと
「ん? もしかして今、軽い駆け足ならできるのでは?」
と思い、夜道ではあるが、電灯で照らされそこそこ広く、人も少ないその道で、ちょっと駆け足をしてみました。
すると……あまり不安を覚えず、できる!
退院1週間程前から、理学療法で軽い駆け足・縄跳びの練習をしました。
しかしそれは、専属の理学療法士の先生がいつでも補助ができるように見守ってくれていた状態。一人だけだとかなり不安があります。
何かあったら受け身を取れないし、急には止まれない。
それに、現在飲み続けている薬は、血栓ができにくくし血液の流れを良くする反面、怪我をした時に血が止まりにくい。
まぁつまり、やばい状態になりやすいし、その状態になっちゃった時にいろいろと面倒。
そのため「あまり冒険はせず、ゆっくりと」を心がけていたのですが。
昨夜は、久しぶりに駆け足ができました。
といっても、ほんのちょっとだけですけどね。10メートルあったかなかったか。しかもかなり遅い駆け足ですが(笑)。
そんなわけで、昨夜は、嬉しいことがちょっとだけありました。
本日7月1日(火)は急遽、某デイサービスで講談を読んできました。
急遽……とは言っても、数日前から話はあり、昨夜、正式決定。
いや、それよりも。
今まで、ここでやらせてもらう時の持ち時間は、1人20分ぐらい。
それでも長いな~と思っていたのですが。
いろいろ事情があり、本日の持ち時間は、3人で2時間。
1人40分ぐらいやることになりました。
そんなに長くやったことないし、私の持っている話は、長くてせいぜい20分。
40分もどうしよう……ということで。
去年、脳梗塞で3ヶ月近く入院した時のことを話しました。
まず入院の経緯。
その頃に習っていた講談『雪江茶入』は、入院前「他人の身代わりになろうとする、いい人の、いい話」と思って稽古していたが。
緊急入院先で大変お世話になった医師、医療関係者の「意気地」のようなものを見ているうちに
「この話……もしかして、出入商人の意気地と覚悟を描くべきじゃないか?」
と思い始め、その事をFacebookに書いたら……
講談教室の先生から、まさかまさかの、有難い一言。
私は
「よし、間違っているかもしれないけれども、今は、これを描こう!」
と思った……
……というのを長~いマクラに。
そして、その流れで『雪江茶入』本編へと入りました。
時計を見ると、35分ちょっとやったみたい。
マクラ24分、講談本編11分と言った感じでしょうか。
本編よりマクラが長いって……
こんなに長くやったことはなかったなぁ。
それでも、持ち時間を少し残しちゃった。
こんなに長く正座していたこともなかったし。
終わったら、足がしびれて交代にも一苦労(笑)。
後に入っていたベテラン2名の方々に大変ご迷惑をおかけし、そして、大変お世話になりました。
結局、お客様にも、ベテランの方々にも、すっかり甘えてしまいました。
皆様、本当に有難うございました。
浪曲師・東家千春さんが、宮崎県椎葉村に伝わる『ひえつき節』をベースにした浪曲をうなっています↓。
この『ひえつき節』、実は、源氏方・那須大八郎(那須与一の弟)と平家・鶴富姫とのラブロマンス伝説を歌ったものです。
この伝説が事実であるかはどうかはともかく、椎葉村ではこの伝説が「椎葉平家まつり」という祭りにもなっています(この祭り、毎年秋開催のようです)。
かなり興味深い物語なので
「これ、講談にしたら面白いのに。誰かやってくんねぇかな」
と思っていて、ちょうど数日前にも
「宮崎を舞台にした講談や落語って、俺の知っている限りだとないみたい。神話にならたくさんあるけど」
という話をしたところだったのですが。
浪曲にありました(笑)。
(実は講談にもちゃんとあったようです。今年3月、「伝承の会」2日目に宝井琴鶴先生が『ひえつき節物語』をかけていました。教えたのは宝井琴桜先生)
ちなみに。
東家千春さんは中野・高円寺で会をよく開いております。
私は今月半ば頃、初めて偶々このお方の会に行き、数日前、偶々この映像を知り、かなりビックリしています。
