Pure Heart Pure Light の june です。
カウンセリングやセラピーって実際に何をするんだろう。
そこで
『セラピーってこんなこと』ってイメージしやすいように、
ちょっとした童話を作ってみました。
よかったら ゆっくり 読んでみてくださいね。
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小さいころ 握りしめていた 石コロ
大人になった今まで 手をグーにして
ずっと握りしめていたなんて 気づかなかった
ずっとグーにして握りしめていたから
お隣の 愛 ちゃんが
あめをくれると言ってくれたのに
あめの袋をくるくるして 開けることができなかった
あめを口に入れることができなかった
愛 ちゃんが
あまずっぱくて おいしいよ と言ったあめを
ちゃんとなめることができなかった。
なめたような気がしてただけだった
ずっと握りしめていることに気がついたから
ちょっとずつ開いてみようと思う。
みんなが笑うんだっていうから 笑ってみた
みんなが泣くんだっていうから 泣いてみた
みんなが怒るんだっていうから 怒ってみた
みんなが楽しむんだっていうから 楽しんでみた
指がひとつずつ開いて ふたつ開いて
ちょっと恐くなって また閉じて
そして また ひとつずつ 開いていって。
それを繰り返すうちに
なんだか手の中が 軽くなって
不思議と軽くなって
そしたら 気がつかないうちに
手が開いていたんだ
開いた手のひらには
もう石コロはなくて
なんだかよくわからなかったけど
光輝くものが 浮かんでいた
それから僕は
開いた手で
たくさんのものを 手に取ることができて
愛 ちゃんと 手をつなぐことが できたんだ
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私たちは 傷ついた記憶を握りしめて、
握りしめていることさえ気づかずに 生きています。
石コロは 傷ついたときの自分。そのときに固まってしまったこころ。
握りしめた手は 自分を守るための防御壁。
愛ちゃんは 自分自身の愛とつながること。
みんなとは 自分自身の内側のハートの声。
手を開くことは 傷つきやすい自分自身にOKを出して 自分を受け入れること。
そして 光は ありのままのあなた自身。
あなたという個人を超えて存在する生命そのもの。
自分の内側を探求したり、セラピーをすることは
最終的には
今この瞬間に生きる
あなたという生命の奇跡に出逢うこと
だと思っています。
幸せや不幸や好きや嫌いを超えて、
ひとりひとりが自分自身の生命の奇跡に出逢うと、
もうすでに持っていたあなた自身の生命のパワーにも
気づいていきます。
本当は輝いていた、自分自身の光に気がついてきます。
だから、
セラピーや心の学びは
心が疲れている人だけのものでなく、
生きる人すべての 生命の奇跡に気づく贈り物であり、
気づかぬうちに作ってしまった防御壁や枠を溶かし、
愛と自由に溢れた人生を生きる道しるべ。
心理セラピストとして、
あなたの『生命の輝きに気づく旅』の伴走者として
共に在ることができることをとても嬉しく思います。
Pure Heart Pure Light
sawada june