■完璧を目指し続けると、ホントに”自信のある私”になれるのか?
こんばんは。
心理セラピストの加藤えみです。
カウンセリングをしていて、
よくクライアントさんが口にする悩みのひとつに、
”自信がない”というのがあります。
以下、会話形式で。
ク:自分に自信がないんです・・・
私:ふんふん、そうなんだ。
ク:だから、自分に自信が持てるように、完璧な自分になりたいんです。そしたら、皆から認められて愛される気がします。
私:そっか。じゃあ、どんな風になったら「完璧」って思えるの?
ク:うーん・・・
実際、こんな風におっしゃる方は
一人や二人ではありません。
そして、”完璧って何か?”と尋ねると、
みなさん決まって、答えがあやふやだったりします。
* * * * * *
と、ずいぶんエラそうなことを
言っちゃいましたが(笑)
何を隠そう、以前の私は、
上の会話と全く同じことをしておりました。。(*v.v)。
自信がないのは、自分にダメなところや
足りないところがたくさんあるからだ。
だったら、「ダメ」「足りない」を無くして
完璧になれば、自分に自信が持てる。
そしたら、みんから認めらるし愛されるはず!!
こんな風に思ってたから、
気になるのは、足りないものばかり。
アレも足りない、これもできない、
あぁ、私ってやっぱりダメな人間だ・・・
おまけに、何で私よりできない子が
みんなからチヤホヤされてるの!!
私なんて、こんなに努力してるのに。
悔しいから、もっともっと頑張って見返してやるーー!!
とか思っていました。( ̄ー ̄;
私ってば、どんだけ性格が悪かったんでしょ(笑)
で、こんな調子だから、
頑張らなきゃ、と思えば思うほど苦しくなって、
周りと自分を比べては、
ますます自分がキライになっていく。
当時は、そんな落ち込みスパイラルに
どっぷりとハマっていました。
でもね、そもそも「完璧な私」ってどんな私か?
アレが出来て、これも持ってて、それから・・・・
なんて色々考えてるうちに、あることに気が付いたんです。
それは、
”完璧な私なんて、存在しない”ってこと。
どんなに頑張ったところで、上には上があるワケだし、
誰からみても完璧なんて、そんなのないし。
誰かと自分を比べて、そこに優劣をつけたり、
誰かに認められることで、足りない自信を埋めようとしたり。
コレをしている限りは、どこまで頑張っても
”完璧な私”も、”自信のある私”も手に入らないんです。
で、結局のところ行きついたのは、
何でも完璧にできる私は存在しないけど、
今の私が一番人間らしくて自然な私
あえて言うなら、
自分のダメなところも好きなところも
全部ひっくるめて”完璧な私”
そんな感覚でしょうか?
そんな風に思えるようになったら、
自信がある・ないが前より気にならなくなりました。
何よりも、認められるための努力をやめた分、
心も身体も疲れにくくなりました。
* * * * * *
自分のことがキライな人が
見落としがちなこと。
それは、
人って、完璧だから愛されるんじゃなくて、
「その人そのもの」を全部ひっくるめて
魅力的だから愛されるってこと。
心の奥底では、
もう気づいてるかもしれないけど、
あなたは、あなただからこそ魅力的で
愛されるべき存在だってことですよ!!
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます☆
加藤えみ
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