私が子育てのご相談での臨床の中で
大切にしていることがあります。
※前に植えてあった街路樹の紫陽花が枯れてしまったので、ご近所の方が鉢植えを買って植えてくださっていました🙏
それは、親御さんの想いを十分に理解することです。
不登校や学校でのトラブルが起きたとき、親御さんは誰よりも子どものことを心配しています。
傷ついてほしくない。
苦しんでほしくない。
失敗してほしくない。
その想いは本当に尊いものです。
だからこそ私は、まずその想いを理解し、受け止めたいと思っています。
しかし同時に、その想いを十分に理解しながらも、「そこから一歩進んでほしい」と願っています。
子どもの発達には、乗り越えるべき課題があります。
失敗や葛藤、人との摩擦もまた成長のための大切な体験です。
親がその体験を信頼し、見守り、時に背中を押せるかどうかは、子どもの成長に大きく影響します。
子どもには「失敗する権利」と「やり直す自由」があるので、これを実践で来ることが大切ですね。
そのとき、カウンセラーに求められるものが、交流分析でいう3つのPだと思っています。
Permission(許可)
親御さんが不安を抱えながらも、
「子どもに体験させてもよい」
「失敗から学ばせてもよい」
と思えるような許可を届けること。
Protection(保護)
親御さんがその一歩を踏み出せるよう支え、
「一人ではありません」
「共に考えていきましょう」
という安全な土台を提供すること。
Potency(効力)
子どもの成長する力を信じ、
親御さんの力を信じ、
そして変化の可能性を信じ続けること。
その確信が、言葉を超えて伝わること。
不登校や学校での支援では、この3つが本当に試されます。
そして私は、それが伝わるかどうかは、技術だけではなく、カウンセラー自身のPresence(その人の在り方)によるところが大きいと感じています。
これは4番目のPと呼べるものかもしれません。
ラポールを築くことは大切です。
しかし私が師たちから学ばせていただいたのは、その先にある関係性でした。
相手が安心して真実に向き合える関係。
成長のために必要なことを受け取れる関係。
そのような関係性の中でこそ、3つのPは生きたものになります。
おぎゃーと生まれたその日から、親の仕事が始まりますね。
振り返れば、私自身も多くの師からそれを受け取り、また多くの親御さんたちとの出会いによって育てていただきました。
そうしてかつて、共に向き合ってくださった親の皆さんによって、私は力を得、この仕事への確信を深めることができています。
受け取ったものを次の世代へと伝えていくこと。
それが私なりの感謝の形なのだと思っています。











