80年代に大人気を博したガールズバンド、バングルス The Bangles。
"susanna-hoffs-07050604" Photo by jose
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大きな瞳をクルンクルンしながら、「ウォ~ ライク エジプシャン~♪」と歌うスザンナ・ホフスはチャーミング。
80年代当時、思春期坊主の僕はスザンナ・ホフスが大好きでした。
今回はバングルスの「Walk Like an Egyptian」(1986年)。
この曲がバングルスを解散へと導いてしまった、というお話を先日の「ベストヒットUSA」で小林克也さんが語ってみえました。
曲を作り、衣装も自分達で決めていたバングルスがロサンゼルスで人気になり、注目を浴びたそうです。
で、外から曲を提供する人が現れた。
まずプリンスが提供した「マニック・マンデー」がヒット。
で、別の人物が、船を観ていたら船で女の子たちがよろけて歩いているっていうので歌にした。
だからエジプト人みたいに歩く、「Walk Like an Egyptian」なんですね。
この曲は他のミュージシャンに断られたので、バングルスのマネージャーがこの曲を ピックアップ。
「エジプシャン」は年間で1番売れたんだんですね。
しかしヘンな歌ではあるから、「今までバングルスはLAの誇りだったのに、色モノをやったりするグループじゃないか」というイメージがついちゃった。
で、それがきっかけでグループ内の不和を招いてしまい、解散に至った、とのこと。
知らなかった…。
当時、番組にゲスト出演したバングルスから、スザンナ・ホフスとピーターソン姉妹から不和を克也さんは感じたそうです(克也さん、生き字引!)。
「Walk Like an Egyptian」は当時すごい曲だ、と思ったけど、実態はちょっと違っていた、と克也さん。
分からないものですね。
「Walk Like an Egyptian」は、クールなんだけどおもしろい曲で、振りつけも有名です。
「エジプトの人はこれ観てどう思うかな?」と80年代当時思いましたが、今やったらマズいかもね。
あと、歌詞に「金持ちの日本人」という一節があります。
当時はバブル景気の日本人が札束を握りしめて大挙してアメリカに観光で来たり、日本企業がアメリカの物件やら会社を買いまくっていた時代。
今、日本人の僕らが海外の人達に抱く複雑な感情を当時のアメリカ人が抱いていた、そんなことも窺えますね。
とにかく、この曲と「Manic Monday」はバングルスの代名詞だと思うんです。
バングルス、最高だったな~。