今回は「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」(2014年)。スピード感あるエンタメに仕上がっています。
"BW_LAS_rgb" Photo by Jorge Figueroa
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90年代に「キャプテン・アメリカ」が一度映画化されているんです。
で、当時レンタルビデオで観たのですが、正直「う~ん⤵・・・」。
それとMCUシリーズの本作はクオリティが違いますね。
公開当時映画館で観て楽しめた記憶があります。
主人公はスティーブ・ロジャースことキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)とナターシャ・ロマノフことブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)。
冒頭のミッションで、2人のキャラクターの説明も兼ねながら見せ場を作るあたりからしてテンポが良いのです。
純粋な正義漢スティーブ。この高潔さが彼がキャップに抜擢された理由ですけども、同時に真面目過ぎるので融通が利かないところがあります。
ナターシャは、スティーブとは違う信念で動いています。
彼女は謎めいていてちょっとわからないところがありますが、DCのキャットウーマンほどミステリアスではないし、善悪微妙でもないですね。
"Winter soldier" Photo by Jorge Figueroa
特撮については感嘆の域で、CGのクオリティもここまで来たか・・・と。
どうしてもリアルな質感となると、まだまだ違和感がありますが、そのうちCGで出来ないことは無くなるかも、と思いました。
ストーリーは、早々に黒幕が誰か想像できてしまったのですが、もっと「あっ」と驚かせてほしかったかな、と。
でもミステリー作品ではないから、その辺はあまり求めなくて良いのかもしれませんけれども。
あとですね、観終わって「近年の海外ドラマのセオリーを踏んでいる」と思いました。
狭いところで騙し合う、黒幕の黒幕は・・・とか、クリフハンガーを設けて次回につなげるとか。
この辺りは好みが分かれるところかもしれませんね。。
個人的には特にマーベル映画のファンというわけではないのですが、本作は楽しめる作品になっていると思いました。
"4wxb" Photo by Jorge Figueroa
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本作の特徴はブラック・ウィドウがほぼ主役として登場、重要なポジションを担っていること。
現代アクション映画に求められている「闘う女性」の活躍を盛り込んだ本作は、現代という時代を反映していると思いますね。
ブラック・ウィドウの単独作品が今年公開予定ですね。どのような物語になるのでしょうか。