活動場所:大阪富国生命ビル4F会議室
講師:ひばりが丘こどもアカデミー 辻󠄀本 あかね先生
いよいよ最終日です。今日は参加人数が多くてにぎやかです。ミクロの世界は、顕微鏡を使いますので、子どもたちをサポートするために、いつもよりたくさんの先生にご協力をお願いしています。


最初に、顕微鏡の構造について説明しました。その後、2チームに分かれて「顕微鏡を解体!」2台のオリンパスの光学顕微鏡をバラバラにしてから、元通りに戻してもらいました。

ん?これ、どこだったけなあ?
これはまだ分解できるの?!
紙に書いた顕微鏡の構造図よりも実際に分解してみる方がずっと顕微鏡を身近に感じることができます。

なんとか2チームとも上手にもとにもどすことができました。
さあ、1人1人自分の顕微鏡を使って、観察してみましょう。まずは永久プレパラートで練習を行いました。

その後は、それぞれが持ち寄った試料を使って、実体顕微鏡・高性能の光学顕微鏡も利用して、観察しました。

プレパラートを自分で作ったり、自分で探してきた材料を使ったりすると、子どもたちは本当に熱心に観察に取り組みます。今年は、お札やコイン、ウェットティッシュやマスクなど、身近な材料を持ってきてくれた子もいました。お札の中の隠れ文字を見つけたりするとその情報はすぐにクラスじゅうに広がって、みんなで大騒ぎになります。こういう学び合いも探究心をグングン育てます。

クロージングでは、自由研究のまとめ方について、説明しました。また、植物のiPS細胞に相当する「カルス」を持ち帰って観察できるように配りました。iPS細胞のカルスは岡山大学で維持してきたものをテラプロジェクトの大阪大学内にあるラボで引き継ぎ植え次いで守っている株です。子どもたちが、生命の最小単位である「細胞」について、興味を持ってくれることをスタッフ一同祈っています。