まちラボ夏の学校『液体窒素でかがくじっけん!』 | Thera-Projects掲示板

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一般社団法人テラプロジェクトの日々の活動を発信していきます。

実施日 :7月24日(月)10:00~15:00
活動場所 :大阪富国生命ビル4F会議室
参加者 :11名

第一世代大学『塾SiN』夏の学校は2016年より毎年行っている夏休みの小学生向け体験教室です。今年も7月24日から8月18日まで9種類のプログラムを11日間かけて実施し、延べ100名の小学生が参加してくれました。

【さあ!2023年度 夏の学校の始まりです。】

初日は弊社団の小林昭雄理事長が夏の学校長として、好奇心の大切さや楽しんで学ぶことの大切さを伝えました。そのあとはクラス担任のメグ先生を中心に参加者全員の自己紹介とアイスブレイクのゲームなどを行い、楽しく午前中のプログラムを終えました。お昼のお弁当を食べる頃には、緊張もだんだんと緩んできて、はじめましてのお友達とも意気投合してトランプ遊びを始める子供達も出てきます。



【あら不思議!風船が縮んだり、膨らんだり】

午後からの実験の部には、あかね先生を中心に5名の指導員が液体窒素を用いた「物質の状態変化」の実験を子供たちと一緒に行いました。生徒:教師=2:1という恵まれた環境で、一人一人に向き合いながら、温度によって物質が固体⇔液体⇔気体へと変化する様子を丁寧に観察していきました。



子どもたちには、十分に安全に配慮しながら、なるべく実験に参加してもらいます。


子供達には、凍らせたいものを1つ持ってきてもらっています。さて、なすを入れるとどうなるかな?

「どうなるとおもう?」 指導員は、必ず子供たちに仮説を立ててもらいます。どうなると思うのか?それはなぜなのか?小学生では、水の状態変化を学びますが、これらの実験の多くは、水の状態変化をもとに考えることができます。水分を含むお花はカチカチに固体になるけど、水分を含まない紙やビニールはカチカチにはなりません。常温で気体である酸素や二酸化炭素は普段姿を目にすることは難しいですが、冷やすと酸素はパステルブルーの液体として目で見ることができます。二酸化炭素は液体にならずに固体へ変化する変わり者ですが、気体が一気にドライアイスに変化する様子を見ると、目に見えないものでもそこにあるのだということがよく理解できます。


最後に自由研究のまとめ方を説明して、本日のプログラム終了です。朝10時から午後3時までの5時間を共に過ごしました。様々な小学校からの参加者が混じりあって、学年も同じではありません。普段の学校では体験できない、自由でのびのびとした特別な学びは、子供たちの好奇心を大いに刺激したように感じました。